東田修二
東京科学大学大学院医歯学総合研究科・副研究科長、医学部長
事業責任者、事業総括
「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」は、第4期がんプロとして文部科学省から選定され、令和5年度から活動を開始しました。
本プランは首都圏の7大学(東京科学大学、慶應義塾大学、国際医療福祉大学、順天堂大学、東海大学、東京歯科大学、東京薬科大学)が連携して、集学的治療を提供するチーム医療を実践できる多職種のがん専門医療人を養成することを目的としています。
がん医療の課題である1)病理診断、放射線治療、緩和ケア、稀少がんなどの専門家が不足している領域の人材養成、2)ビッグデータやAIを活用したがん予防の推進、3)新たな治療法の開発などを解決するため、7大学の教員と学外の専門家が協力して、各大学の正規コース、インテンシブコースと、連携校共通のインテンシブコースを提供します。
大学院生だけでなく、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、遺伝カウンセラー、管理栄養士、臨床心理士など医療現場で働く多くの人材を受け入れており、e-learningができるコースもあります。
本プランによって、多くの専門的人材を輩出すれば、地域中核病院等への配置が可能となり、がん医療の均てん化と質の向上に貢献できると確信しています。