次世代のがんプロフェッショナル養成プラン

次世代がん医療を担う多職種人材養成プラン

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VOICE

受講生・修了生の声

7大学共通コース 緩和的放射線治療・密封小線源治療・高精度放射線治療の質の向上と普及を担う人材養成コース
2024年度修了生

T.K.さん

 私は2024年度に、がんプロ緩和ケアコースを修了しました。これまでも緩和ケア講習会のファシリテーターなどを通じて緩和ケアに触れる機会はありましたが、体系的に学ぶ機会は多くありませんでした。本講座では、緩和ケアの基本的な考え方から実践に至るまでを系統立てて学ぶことができ、新たな知識や視点を数多く得ることができました。オンデマンド配信やZoomでの開催が多かったため、業務後でも無理なく参加できた点も大変助かりました。

 特に印象に残っているのは、看護師や放射線技師など多職種による演習です。医師以外の立場からの視点や考え方に触れることで、自分の理解がより深まりました。大変有意義な学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。

7大学共通コース 緩和的放射線治療・密封小線源治療・高精度放射線治療の質の向上と普及を担う人材養成コース
2024年度修了生

陳穎妍さん

 昨年度「緩和的放射線治療・密封小線源治療・高精度放射線治療の質の向上と普及を担う人材養成コース(チームで取り組む緩和的放射線治療)」に受講しました。多職種連携と緩和照射を軸にe-Learning、特別講義、実習と論文抄読を通じて勉強してきました。

 受講当初、臨床経験が浅いことや専門知識が少ないことに不安を抱えていました。しかし、e-Learningと特別講義で事前学習を行ってから、オンサイトで行われる実習に参加する度に活発なディスカッションに加わることができ、有意義な時間を過ごすことができました。

 緩和照射は根治治療と異なり、対象となる症状が疼痛や消化管閉塞、出血など生活の質(QOL)に目にみえる影響があるものです。そのため、治療自体の精度以外にも患者さんへの寄り添いが肝心な部分となり、多職種のチームメンバーと手を組むことが非常に大事であると考えています。高精度緩和照射ではベテラン医師から技術運用の最新動向を学び、有害事象対策では看護師から患者への生活指導方法、薬剤師から保護剤の選択について理解し、ロールプレイでは放射線技師から治療現場の日々に心がけていることを知ることができました。このように多角的な視点に触れることが最も感銘を受けました。

 緩和照射を用いて患者さんのQOL向上に貢献できるように、今後も円滑な多職種連携を図り、研鑽を重ねていきたいと思います。プログラムの運営に関わる方々に感謝を申し上げます。

7大学共通コース 緩和的放射線治療・密封小線源治療・高精度放射線治療の質の向上と普及を担う人材養成コース
2024年度修了生

R.K.さん

 私は現在市中病院で初期研修中の臨床研修医です。放射線治療の中でも小線源治療は実施している施設が少なく、体系的に学習する機会は貴重だと思い小線源治療コースを履修しました。

 本コースでは各分野の専門家によるリアルタイム/オンデマンド講義や演習を通じて多角的に学習することができます。
演習では多施設から医師・技師・看護師等が集まり、各々の立場からの課題や実情が共有・ディスカッションされ、チーム医療の重要性を再認識する非常に良い機会でした。
論文抄読は一つの論文をじっくりと読んで纏め、講師の先生と双方向のやり取りのできる機会です。私はEMBRACE-Ⅰ試験という画像誘導小線源治療についての論文を選択しご指導いただきました。論文を読むことで、なぜこの治療法が求められているのかという学術的背景の理解も深めることができました。

 本コースは初学者であっても概論から最新のトピックに至るまで幅広く学ぶことができ、多くの方に受講してほしいと思うコースでした。私も引き続き他コースを受講し、がん治療を担う人材として研鑽をつむ予定です。