2024.10.07
第24回JKTSがんリハビリテーションフォーラムを開催しました
2024年9月14日(土)13:30から、次世代がん医療を担う多職種人材養成プラン「がんサバイバーに対するケアを担う人材と就労・生活支援を担う人材養成」WG共催の第24回JKTSがんリハビリテーションフォーラムを開催いたしました。
本フォーラムでは、本学のがん診療の特徴の1つである「頭頸部がん」をテーマといたしました。頭頸部がんは、呼吸、食事(咀嚼・嚥下)、発声、味覚・臭覚・聴覚、整容(顔面形態・表情)といった人間が生きる上で欠かせない機能に影響を及ぼします。頭頸部がん患者の機能をいかに温存し、QOLをいかに維持・向上するかについて、多職種の方々に様々な視点からご発表・ご講演いただきました。
一般演題とシンポジウムにて活発な質疑応答と意見交換が行われた後、特別講演1では、市立青梅総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科医長の河邊浩明先生に「頭頸部癌で失うもの取り戻すもの」についての講演を、特別講演2では、日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座教授・東京科学大学特命教授の隅田由香先生に「頭頸部がん患者の補綴的支持療法から社会的処方まで」についてのご講演をいただきました。
ハイブリッドなしの現地開催であったにもかかわらず、86名もの医療従事者がご参加下さいました。これまでは、PT(理学療法士)とOT(作業療法士)が中心の本フォーラムでしたが、今回はST(言語聴覚士)も交え、頭頸部がんについて理解を深める大変有意義なフォーラムとなりました。
-
開会挨拶佐藤信吾先生
-
シンポジウム
-
特別講演Ⅰ河邊浩明先生
-
特別講演Ⅱ隅田由香先生