★以下は2025年度向けに順次改訂していきますので,随時最新の内容をチェックするようにしてください.
11. 課題
共通する注意事項(提出前に確認すること!!):
- 課題ファイルのファイル名や課題1を送るEメールのSubject(件名)には,いずれも先頭に半角文字で学籍番号が入るので,これを忘れないこと.
- ★元のEメールを引用してEメールで再提出する場合,件名冒頭の「Re:」を削除するのを忘れないこと.
- 課題1(Eメール課題)以外の提出は,WebClassを用いて行う.詳細は授業中の指示に従うこと.
★課題1(Eメール課題)以外はすべてWebClassで管理するので,Eメールでは絶対に受理しません!
★WebClassで提出すべき課題をEメールに添付して送りつけた場合,迷惑行為として評価に反映させます★
JUMP → 課題1 課題2 課題3(3a, 3b, 3c)
11.1 課題1(Eメール課題)
以下の(1)(2)を合わせた文書を TeraPad (サクラエディタでも代替可)を用いてテキストファイルとして作成し、その内容をEメールの本文にコピー&ペーストすると共に,ファイルも添付して送信せよ.
ただし後述の条件を必ず守ること.1点でも満たさないものは不合格とする(不合格時の再提出の要領についてこちらで事前に確認しておくこと).
★無意味な設問・ルールの押し付けは,一切ありません! 意味をよく考えること.
※TeraPadの「折り返し反映コピー」の機能を活用してもらいます.Mac用エディタは同等の機能を持つテキストエディタが存在しないようなので,工夫が必要(後述).
(1)以下の質問項目(情報教育に関するアンケート)への回答.
★各回答の字数は問わないが,なるべく詳しく具体的に記述すること.調べればわかることは調べて記述すること(明らかにいい加減ないし説明不足である場合は,再提出を求めます).
★「調べてもわかりません」とだけ書かれても,事情がわかりません.きちんと調べればわかるケースがほとんどなので,「どのように調べてわからなかったのか」など,状況を詳しく説明してください.
- これまでのパソコン使用歴・学習歴,また中学・高校での情報教育の内容(学んだ環境・使用したソフト等を含め,なるべく具体的に).
- ★中学・高校の授業内容,特に高校で必修の情報系科目(「情報I」等)については,なるべく詳しく具体的に説明すること.
- SSH等で学習指導要領から外れた特別なカリキュラムが組まれていた場合は,その内容(通常パソコンやインターネットの利用も含まれると思います)を説明してください
- たとえば「Excelを学習した」だけでは,どのレベルまで学習したのかわかりません.「Excelを使って何をやったのか」を記述してください.
- プログラミングの学習経験についても,使用言語だけでなく,具体的な内容まで詳しく説明してください.
- 現在所有している,または大学に持参可能なノートパソコン(複数ある場合は主に使用するもの)について:
- 購入時期(未購入の場合はその理由および今後の購入予定について説明してください)
- メーカー名および機種名・型番
- ★「Let's Note」「LAVIE」「VAIO」「dynabook」などブランド名だけでは特定できないのはもちろんのこと,
たとえば「dynabook VZ/HP」(徳永の使用パソコンの機種名)だけでは仕様が特定できません!
- 型番は,(例外もありますが)本体裏面等に記載されていることが多いので,よく探してみましょう.
- メーカーによっては,「型番」という用語を用いていないこともあります.要は「スペックを識別するラベル」ということですので,該当するものをよく調べて記述してください.
- 価格等を考慮して購入時に最新版でなかったモデル(いわゆる型落ち品)を購入したり,中古品を譲渡されたりした場合は,その旨も添えてください.
- 以下のスペック情報(いずれもパソコンを活用する上で知っておくべき基本的な事項です):
- OS
- CPU
- メインメモリ(RAM)容量
- ストレージ(HDD/SSD)容量
- 重量(タブレット型の場合は専用キーボードを含めたもの)
- ディスプレイのサイズ(インチ数)・解像度およびタッチパネルの有無
- 搭載しているUSB端子の種類と,それぞれの個数(★USB端子の規格はかなり複雑ですが,まず Standard A(Type-A) と Type-C の形状の違いを認識して本体にどちらの端子がいくつ搭載されているかを確認し,余裕があれば他の規格についても調べてみてください).
- 搭載している映像出力端子の種類(ない場合は,「なし」と回答してください).
- メーカーの公式ウェブサイト等,c. の情報を確認可能なウェブページのURL.
- ★スペックを確認してもらうのが目的ですので,なるべく当該機種のスペックを明確に特定できるページを探してください.
- ページ内の情報が多すぎて見つけにくいorわかりにくい場合,適宜文章で補足すること.
- メーカーの直販サイトなどでスペックを選択して購入した場合は,完全に「特定できるページ」は存在しないと思いますので,その旨を記述してください.
- CPUとRAM容量に関しては,[スタートボタン]→[設定]→[システム]→[バージョン情報]でも確認できます.またエクスプローラーで「PC」を選択するとCドライブの容量が表示されますが,これはユーザーが実際に使用可能な容量ということで,スペック表のストレージ容量より少し小さくなっています.
- 同系列・同一機種名の製品でも発売時期により型番が異なり仕様が変わるので,よく確認すること.
- ★2025年度大学生協モデルについて:大学生協向けの特別仕様なので,メーカーのウェブサイトを見てもまったく同じモデルは掲載されていません.大学生協のサイトに大まかなスペックは記載されていますが,簡略化された表記となっているので,パンフレットや取扱説明書,メーカーのサイトも参照しつつ詳細を確認してください(CPUの型番も入れて検索すると,ベースになったモデルがわかると思います).
- ★発売後一定年数が経過し,メーカーのサイトから情報が消えている場合は「価格.com」や販売店のページ等を探してください.それでも見つからない場合(滅多にありません)はその旨を記述してください.
- スペックの確認を通じて,それぞれのスペックを表す用語や数値の意味を理解してもらうことも意図しています.内容を理解せずにスペック表から転記することは避けてください.無関係な情報が含まれている場合も不合格とします.
- 現在の自宅のインターネット環境について(「ない」場合は事情を詳しく説明すること):
★インターネット接続回線の種類(光回線/ADSL回線/ケーブルテレビ回線/モバイル回線(ホームルーター、モバイルルーター等)やサービス名,会社名等を具体的に記述.
- 「接続回線」と「接続機器」を混同しないように!(後者は設問対象外です)
- 「家庭内LAN」と「インターネット」を混同しないように!
- 契約者が自分でない場合,御家族等によく確認してください.稀にわかりづらいケースもあると思いますが,その場合もできる限り調べて状況を説明してください.
- 「情報処理」「情報科学」授業関連以外でのパソコン使用状況について(使用ソフトとその用途など).
- ここまでの授業やe-learning環境についての感想・意見等.また情報教育に関連して今後大学で学びたいことについて.
- ★今後の授業に役立つような建設的な内容を期待しています.もっと詳しく説明して欲しかった項目・用語などあれば具体的に書いてください.
漠然と「わかりにくかった」「もっと丁寧に説明して欲しい」などと書かれても,ほとんど役に立ちません.
- 「大学で学びたいこと」という観点を重視してください.「それは自分で調べればいいんじゃないの?」と思うことがよくあります.
(2)自己紹介
- 500字以上(1行36文字×14行以上必須).出身・経歴・趣味・特技,その他アピールしたいことがあれば何でも自由に書いてください.
- 特にアピールしたいことが無ければ,楽しいエッセイでも書いてください.ただしフィクションは不可.事実に基づいた読みやすい文章であれば何でも良いです.
- 箇条書き等,「文章」とは言い難いような文の羅列は不可.「他人に読んでもらうこと」を意識し,通常の散文で書くこと.
- ChatGPT等の生成系AIの利用を許可します.ただし,プロンプト(指示内容)等含め,どのように使用したかを詳しく説明すること.また,適宜文章を修正し(その過程も説明してください),事実に反する内容は書かないようにしてください.不自然な点があれば,確認の質問をさせてもらいます.
- 書式等については,次項の説明をよく読んで指示に従うこと.
作成・提出の手順と条件
- まず TeraPad を用いて(1)(2)の文章をテキストファイルとして作成(これを添付ファイルとして同時に提出).
-
★エディタ起動後,内容作成を始める前にまず「ファイル」→「名前をつけて保存」で保存する.
*ファイル名は「(学籍番号)課題1.txt」(学籍番号は半角文字.間にスペースは入れない.カッコ類は付けない)とし,各自のUSBメモリに保存しておく.
*最初の保存では「保存先」に注意!(その後は「上書き保存」でOK)
*拡張子「.txt」は自動的に付加されるので,これを省略したファイル名を入力.
- 冒頭に学科(&専攻)・学籍番号・氏名を記入(コピー&ペーストでEメール本文に一緒に貼り付ける).
- 全角36文字で折り返し表示させるために,「表示」→「オプション」の中の「指定された桁数で折り返し」をチェックし,桁数を「72」に設定しておく.
- ★「桁数」は半角文字相当の値なので,[全角文字での文字数]×2 として設定.
- 「追加」ボタンをクリックすると,「桁数」が登録され,以後簡単に設定変更することができます.初期値の「80桁」や,その他の使いそうな桁数を登録しておきましょう(たとえば,「100桁」での折り返しを利用すると,「2行で全角100文字」となり文字数が把握しやすくなります).
- サクラエディタを使用する場合,折り返し桁数の設定は「設定」→「タイプ別設定」で「スクリーン」タブより.
【注意1】編集・保存の際,段落末・各項目の末尾以外には改行を入れないこと(文書作成の段階では改行を考慮せずに済むところが重要なポイントです!).
【注意2】拡張子「.txt」を持つテキストファイルは,Windowsの初期設定ではメモ帳に関連付けられているため,いったん保存したファイルを再編集するには,まずTeraPadを起動してからファイルを読み込む必要があります.
- Eメール本文について:
- TeraPadの「折り返し反映コピー」機能を用いて, a. で作成したファイルより,冒頭の学科(&専攻)・学籍番号・氏名+(1)(2)の文章を,1行 36文字(全角文字相当,半角文字は文字数×0.5でカウント) で改行された状態で Eメール本文に貼り付けよ.
★以下よく確認すること!
- (2)の本文は 1行 36文字 で表示させた際に14行以上 かつ 文字数500字以上 となっていること.
- URLは途中で改行されない方が良いので,(1)2.d. のURLが長すぎて改行されてしまった場合は,その行のみ改行を削除しておいてください.
- ★「折り返し表示」と「改行」の違いをしっかり認識してください.
- 「折り返し反映コピー」と「折り返し反映保存」を混同しないように!(「折り返し反映保存」を行うとファイル内の文章に改行が付加されてしまう)
- ★誤って折り返しの行末に改行を付したファイルが保存されてしまった場合に,改行をまとめて消す方法:
改行を消したい行を選択し,タイトルバーのメニューより 「編集」→「変換」→「改行削除」 の順に選択.
- 2.c.のスペック情報は必要最低限の重要事項に絞っています.意味を理解しないままスペック表から転記することは避けてください.
- 文章の書き方は自由で構いませんが,読みやすさに配慮し,内容に応じて段落を分けるようにしましょう.
(500文字以上の文章に区切りが一切ない場合,かなり読みづらいです)
- ★半角カナは絶対に使わないこと.環境依存文字についても良く確認し,原則として避けること(固有名詞等で使わざるを得ない場合を除く).
- ★日本語入力の練習も兼ねているので,タイプミス, 誤字,誤変換等も再提出の対象とします.よくチェックすること.
- サクラエディタを使用する場合,TeraPadの「折り返し反映コピー」に相当する機能は「折り返し位置に改行をつけてコピー」になります.
- 【Macユーザー向け】残念ながら,Mac用のエディタで「折り返し反映コピー」に相当する機能を持つものは確認できていません(見つけたら教えてください).
代替措置として,たとえば mi では「文字数指定折り返し」と「選択部分を行折り返し位置で改行」の機能を組み合わせることにより,指定文字数ごとに改行を入れることができます.その状態でコピー&ペーストを行った後に「取り消し」で改行を入れる前の状態に戻せば,結果的に「折り返し反映コピー」と同じ機能が実現できることになります(ただし,間違えて改行を入れたまま保存してしまった場合,改行を一括削除するためには「置換」を利用するしかなく,やや面倒なので注意してください).※さらに,提出用ファイルについては,拡張子「.txt 」を付した形で保存されていることが必要です.保存の際に確認してください.
- 添付ファイルについて:
- 添付前に,ファイル内では段落末・各項目の末尾以外には改行が入っていないことを再確認.
★添付ファイル内の文章に余分な改行が入っていないかどうかもチェックします(間違えて改行を入れてしまった場合の修正方法は前項を参照).
- ファイル名も再確認せよ!
- 文字コードがUTF-8(TeraPadでの表示は「UTF-8N」)になっていることも確認すること.
- 添付方法: 「ファイル追加」をクリック → ファイルを選択し,ダブルクリックor「開く」をクリック.
- 提出(送信)について:
- 必ずtmdメールアカウントを用い,Webメールにより送信.
- Subject(件名): 「(学籍番号)課題1」(学籍番号は半角.間にスペースは不要.カッコ類は付けない).
- 送信先: 宛先に徳永のアドレスを入力.
- 締切: [情報科学]2025年5月12日(月),[情報処理]2025年5月14日(水)
- 提出後の確認および再提出について:
- 合格の場合は,概ね土日祝日を除き3日以内に「OK」と入った返信を送る予定です(よく遅れますが).「OK」でなかった場合は指示に従い再提出してください.1週間以上経過しても返信がない場合はEメールにて問い合わせてください.
- 再提出の要領:
- 「返信」ボタンをクリックして元メールの内容を全文引用し,その上に修正後の全文を貼り付ける.
- Subjectの先頭を学籍番号とするのは同じ.★件名の「Re:」は削除し,Subjectの末尾に「(再)」と付け加える.
- 返信で指摘された内容や質問事項を踏まえ,変更・修正点を本文冒頭に具体的に記述する.
- ファイル添付等,その他の体裁は最初の提出時と同様.
【その他の注意】
- 再提出となるケースの多くは,ファイル添付の失敗,件名,ファイル名等が指示通りでない,改行についての指示が守られていない,スペックの記述が不完全(余計な情報が含まれている場合を含む)など,単純な不注意や確認不足です.送信前に充分チェックしてください.
- この課題では,「テキストエディタの使用に慣れること」も大きな目的の1つです.
テキストエディタの利用において求められるスキルの多くはパソコンの活用全般に応用できるもので,HTMLやプログラミングの学習においても役立ちます.パソコンで文章を打つことに慣れていない人は,「8. 文書編集と日本語入力」も読み直しておきましょう.
- (1)の質問項目の多くは,教員側が把握しておきたい情報であると同時に,学生の皆さん自身がパソコン・インターネットを活用するために理解しておくべき内容です.特にスペック情報に関して,曖昧な点がなるべく残らないように,しっかり調べてください.
参照用ウエブサイト
:
学習と課題作成の手順:
- 「3. インターネットとWWW」をざっと読み直すこと.またオンライン辞書を用いて「HTML」について調べよ.
- いくつかの参照用ウェブサイトの冒頭のセクションを読み,HTMLの概要を理解せよ.
★特にタグtag,(開始タグ内に記述される)属性attribute,アンカーanchorといった概念を理解すること.
- HTML課題用のファイルを保存するためのフォルダを各自のパソコン内やUSBメモリ内に作っておく(複数のファイルを扱うので,散逸を防ぐため).
- サンプルファイルをWebClassよりダウンロード.
- TeraPadを起動し,サンプルファイルを読み込んで,「名前を付けて保存」でファイル名を「(学籍番号)index.htm」(すべて半角・カッコは付けない)としてUSBメモリ内のHMTL課題用フォルダにセーブ.
【注意1】 テキストエディタでファイルをセーブする際,「ファイル名」のところで拡張子を省略すると,拡張子「.txt」が自動的に付加されてしまうので十分注意せよ.TeraPadの場合は拡張子「.htm」を含むファイル名を記入して「保存」をクリックすればOK.
【注意2】 拡張子「 .html 」もHTMLファイルを表しWebページのソースとして認識されますが,Windowsの初期設定では拡張子が表示されないため,「*.htm」というファイルと「*.html」というファイルが混在すると非常にやっかいです(たとえば「test.htm」と「test.html」は通常の表示では区別がつかない).
混乱を避けるために,この課題ではHTMLファイルの拡張子をすべて「.htm」で統一すること.
■TeraPadで「test.htm」と「test.html」を作成(区別が付くように内容は適当に変える)して「ドキュメント」など適当なフォルダに保存し,どのように表示されるか観察せよ.
【注意3】HTMLファイルの保存は常にエディタ上で行なう.WWWブラウザ(Edge等)上で「保存」を行うと,表示情報を元に同名のHTMLファイルが自動生成されるが,これは元の(テキストエディタで作った)ソースファイルとは異なるものであり,リンク情報などが変更されてしまう.
■試しにWWWブラウザでファイルを保存し(名前は適当でよい),生成されたHTMLファイルと元のソースファイル(「表示」→「ソース」をクリックして開く)を比較してみよ.
【注意4】全角文字やスペースを含むファイル名はインターネット上でアクセスできないことがあるので,ファイル名では半角英数字+アンダースコア(「 _ 」)のみ用いること.
- 以下に示す学習項目(カッコ内は関連するタグとその属性)を,参照用ウェブサイトにより学習し,サンプルファイル内でどのように記述されているか確認せよ.
【注意1】サンプルファイルおよび以下の説明では,記述の簡潔さを優先し,「HTML5」で廃止された<center>,<font>等のタグを敢えて用いており,CSSは使用していません.
HTML5 や CSS の知識がある人,独自に学習する意欲がある人は,HTML5およびCSS を使用して構いませんので,提出の際のコメント欄にその旨を記入してください.
【注意2】タグや属性の記述において,大文字と小文字は区別されませんが,小文字で統一することを推奨します.
■事前に拡張子を表示させるための設定を行っておき,拡張子を確認しつつ作業すること.
■[TeraPadで属性等を変更して上書き保存 → WWWブラウザ(Edge等)で表示を確認] という作業を繰り返すこと.
- HTML文書の基本構造( 参考1・
参考2 ),
タイトルおよび本文の記述法(<html>,<head>,<title>,<body>).
- 背景色の設定(<body>タグのbgcolor属性)
- センタリング(<center>).
- 改行(<br>または<br />),区切り線(<hr>または<hr />).
- 見出し(<h1>~<h6>),パラグラフ(段落)(<p>)
- 文字の大きさ・色の指定(<font>のsize属性 ・ color属性による).
- 画像の表示(<img>+src属性,width属性,height属性,alt属性 etc.).
- テーブル(表)関係:
- <table>タグ+width属性(外側の枠の幅),border属性(枠の太さ),bgcolor属性(枠内の色)etc.
- <tr>タグ,<td>タグでセルの構造を記述.
- リンク関係(<a>+href属性,id属性).
- <a>タグ+id属性でリンク先として指定するアンカー名を設定することができる.
- <a>+href属性でリンク先(URLやアンカー名)を指定.
- 同じページ内へのリンクを張る場合はhref属性に「#アンカー名」を記述.
- 外部サイトへのリンクはhref属性にURL(+#アンカー名)を記述.
- 同じディレクトリ(≒フォルダ)内の他のページへのリンクはhref属性にファイル名(+#アンカー名)を記述.
- 新しいウィンドウを開く場合は target属性 で 「 _blank 」 を指定.
- リスト表示
- 番号無しリスト(<ul>),番号付きリスト(<ol>) ・・・ <li>に項目を記述.
- 定義リスト(<dl>) ・・・ <dt>に見出し(定義する用語),<dd>にその説明を記述.
- 太字(<b>),斜体(<i>),下線(<u>).
- サンプルページを元に自分のWebサイトを作成.上記学習項目をふんだんに盛り込むこと.
特にリスト表示は,番号無しリスト(<ul>),番号付きリスト(<ol>)のいずれかを必ず用い,さらに Bookmarks のところで定義リスト(<dl>)を用いてください.
また以下の条件を満たすこと.1点でも満たさないものは不合格とし再提出を求めるので,必ず提出前にすべての項目を再確認せよ.
- 最小限の構成要素はHTMLファイル「(学籍番号)index.htm」および自画像ファイル(JPEG形式).ページを増やしてより複雑な構成にする場合を除き,サンプルページの基本構造は変えないこと.
- ページ,画像を増やす場合やCSSファイルを使用する場合も含め,すべてのファイルはファイル名の先頭に学籍番号を入れること.
またファイル名は半角英数字のみ用いること.
★ファイル名にスペースは入れないこと.
- ★HTMLにおいてファイル名を記述する際,一般にアルファベットの大文字と小文字は区別されます.
拡張子も含めて大文字・小文字の違いを意識すること.
- ファイル名(拡張子も含む)に関するミスも頻出します。よく確認してください。
- 画像を増やしても良いが,ネット上の画像等で,著作権侵害・肖像権侵害となるものは使用禁止とする.
自分で撮影or作成した画像はその旨を明記し,いわゆるフリー素材を使用した場合は入手先(URL等)を明記すること.
またPNG, GIF, JPEG以外の形式のファイルは使わないこと(保存の際に「ファイルの種類」を指定,拡張子はそれぞれ.png, .gif, .jpg )デジカメ画像等で容量が大きなものは必ずリサイズして1ファイルあたりの容量を
100KB 150KB以下 に抑え,かつ全体の容量(提出するzipファイルの容量)は250KB以下となるようにすること.
リサイズやトリミングは「ペイント」でも行えます.
また画像ファイルの簡単な編集(色や濃度の調節を含む)は画像管理ソフトやMS Officeに付属する Picture Manager でも行えます.
- その他サンプルページ内に書かれた指示・注意事項も守ること.
レイアウトや配色が著しく見づらいもの,手抜きが明らかなもの(使用タグの種類が少なすぎる等)も不合格とします.
-
全員のWebページを学内専用サーバ(学外からはアクセス不可)にアップロードする予定なので,他の教員や友人・先輩達に見られても恥ずかしくないものにすること.
【提出方法】
1つにまとめてzip形式で圧縮したファイル「(学籍番号)html.zip」(すべて半角文字,カッコは付けない)をWebClassにて提出(詳細は授業の際補足します).
★zip圧縮の手順: (圧縮するファイルをまとめて選択)→「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」
- 圧縮されたファイルを展開した際に,不要なフォルダが生じないようにすること(圧縮前のファイルをフォルダに入れないこと).
- 圧縮するファイルを適切に選択し、不要なファイルが含まれないようにすること.
- 離れた位置にあるファイルをまとめて選択する場合は「Ctrl+クリック」.
- サンプルファイルや相互参照した相手のファイル等,自分の課題ファイル以外のファイルが含まれないように!
【提出期間】
[情報科学NOK]2022年6月9日(木)~6月17日(金)
[情報科学T]2022年5月26日(木)~6月3日(金)
[情報処理]2022年6月9日(木)~6月17日(金)
★提出期間中の授業日は,4限終了後も 教室でしばらく待機していますので,疑問点・不安な点がある人は提出前に確認してください。
★提出期限間際の提出におけるトラブルの可能性を考慮し,WebClass上での提出期限の設定は,上記提出期限の24時間後までとしています.
少し遅れても提出可能ですが,期限後の提出は,評価において減点する可能性がありますので,極力避けてください.
【提出前の相互チェックについて】
※以下はEメールによるファイルのやりとりを想定して記述してありますが,ファイル共有サービス等を利用しても構いません.その場合は「送付」「返信」等の用語を適宜読み替えてください.
- 相互チェックの相手は,同じ学科・専攻内の学籍番号が ±1, ±2 の計4名です(最後の番号と最初の番号が円環状に繋がると考えてください).
- 提出ファイルと同じ体裁のzipファイルを交換し,受け取ったzipファイルを展開してチェックを行ってください.
- 提出期間初日までに,必ず1回以上,相互チェックの対象者と(完成後が望ましいですが未完成でも)ファイルを交換して相互チェックを行ってください.
- 提出期間最終日の前々日までに,再度ファイルを交換し,最終相互チェックを行ってから提出してください.
- 最終相互チェック用のファイルを受け取ったら,原則として24時間以内に(日程的に余裕があれば合意の下に遅らせるのは可)チェックして相手に返信してください.各自返信を確認し,指摘された問題点があれば修正して(無ければそのまま)提出してください.
※提出期間最終日までに4名全員からの返信が受け取れなかった場合は,提出期限を優先させて提出し,コメント欄(設問1)にてその旨を報告してください.
- 最終相互チェックでミスが指摘されて修正した場合は,修正後の最終ファイル(=提出ファイル)を相互チェック担当者全員に送付してください.
- 最終相互チェック後に,自分でミスに気付いて修正したり,追記・変更を行った場合なども,その旨を添えて相互チェック担当者全員に最終ファイル(提出ファイル)を送付してください.
※以上により,各自が相互チェック担当者全員の最終ファイル(提出ファイル)を所持することになります.
- 最終相互チェック後に,指摘された修正以外の追記・変更を行った場合は,提出時のコメント欄(設問1)にて自己申告してください.
- 相互チェックで発見できたはずのミスが見過ごされた場合,相互チェック担当者の評価も減点する可能性がありますので,しっかりチェックしてください.
受け取った最終ファイル(提出ファイル)において指摘したはずのミスが直っていない箇所を提出期限後に発見した場合(期限前だったらまず本人に連絡しましょう)は,Eメールにてその旨を徳永に報告してください.
- 相互チェックで特によく確認してもらいたいこと:
- zipファイルを展開した際に指定外のフォルダ(同名のフォルダが二重になっている場合も含む)やファイルが生じないこと
- すべてのリンク(ページ内含む)
- 画像が正しく表示されること
- ファイル名・ファイルサイズ
- 開始タグと終了タグのマッチング(特にリスト表示や文字装飾)
※<br> <hr> <img>等の例外を除き,ほとんどのタグは開始タグと終了タグをペアで用いるのが原則であることに注意.
終了タグの欠如によって表示がおかしくるのが頻出ミスの1つです.
- (後ほど追記する可能性あり)
その他の注意
- つまらないミスで不合格となる人が毎年大量にいます.余裕を持って作成し,提出前の相互チェック(上記参照)にも時間をかけてください.
- Webページの表示はWWWブラウザによって多少変わり,使用するWWWブラウザによってはミスを見落としやすくなってしまいます.添削・評価時のチェックではMicrosoft Edgeを使用しますので,念のためEdgeで最終確認を行ってください.
- 既存のウェブサイトのソースファイルを参考にしてよいが,(怪しいと思ったら質問するので答えられるように).
- さらに高度なHTMLの学習をしながら本格的なWebページ作成を楽しみたい人には,HTMLエディタや ソースコードエディタ の使用をお勧めします.このテキストもフリーウェアのHTMLエディタであるez-HTML や,Visual Studio Code を用いて作成しています.
11.3 課題3(Excel課題)
参考となるウエブサイト:
11.3.1 Excelの基礎学習
★以下の説明は,旧ヴァージョンに相当する記述が残っている可能性もあるので注意してください.
★セルの範囲選択,コピー,カット,ペーストや「やり直し」等の操作においては,すべてテキスト編集と同じキーボード操作が有効です.右手でマウスを操作しながら左手でショートカットキーを用いることが可能.パソコンは常に両手で操作すること!
手順:
- Excelを起動.
- (1)の「Excelの基礎」入門編,入門1~2を読んでExcelの概要を理解せよ(VBA関連は当面不要なので飛ばす.以降は必要と思われる箇所を随時参照せよ).
- 同サイトの入門3~5を読み,実際にEXCELを操作しながらデータ入力・修正やセルの基本操作について学習.
- データの入力・修正・一部修正の方法を確認(入門3).
- 「クリア」の方法,および「クリア」と「削除」の違いを確認(入門4).
- セルの幅・高さの変更方法,セルの範囲選択の方法を確認(入門5).
- オートフィルによる連続データの入力方法を学ぶ(入門6+α ).
【注意】この項目は「入門6」だけではやや説明不足なので実例を示しながら補足します.
- 連続データにおけるオートフィルの仕組みを確認.
- 等差数列的データにおけるオートフィルの仕組みを確認.
- 数式の入力方法を学習(入門7).
- 「数式の直接入力」と「セル参照による入力」をそれぞれやってみる.
- Excelにおける算術演算子(ほとんどのプログラミング言語等でも共通)を確認.
- 数式のコピーやオートフィルにおける相対参照と絶対参照の使い分けを学習(初級編,初級1~3).
- データの移動,コピーおよび「オートフィルによるコピー」の方法をそれぞれ確認(初級1).
- 「相対参照による数式のコピー」をやってみる(初級2).
- 「絶対参照の使い方」を確認し,絶対参照を用いた数式のコピーをやってみる(初級3).
- 【練習課題】「複合参照」の仕組みも確認し,以下の表を作れ.ただし,複合参照とオートフィルを上手く利用し,数式を直接入力するセルはなるべく少なくすること.
- 関数の入力方法を学習(中級編,中級1~2).
- 課題3aで使う関数「RAND」(分類は「数学/三角」)についてヘルプで調べ,「RAND()」で乱数が生成されることを確かめよ.また(自動・手動)再計算により値が変化する様子を観察せよ.
- 課題3aで使う「COUNTIFS」(分類は「その他の関数」の中の「統計」)についてヘルプで調べ,与えられた不等式を満たすセルの個数をカウントする方法を確認せよ.
- 課題3bで使う2項係数を計算する関数「COMBIN」(分類は「数学/三角」)についてヘルプで調べ,「CONBIN(n,k)」で2項係数 nCk が計算できることを確かめよ.
11.3.2 課題3a
画像を参考に,EXCELのRAND関数により生成した一様分布 に従う確率変数(一様乱数)の分布表とグラフ,また10個ずつの平均値(これを標本平均と見なす)の分布表とグラフを作成する.
-
■作業を始める前に,まず「ファイル」(またはOfficeボタン)→「名前をつけて保存」でファイルを各自のUSBメモリに保存せよ(拡張子「.xlsx」は自動的に付くので省略して入力).
ファイル名:「(学籍番号)課題3a.xlsx」(学籍番号は半角,カッコは付けない).
- 「数式」→「計算方法の設定」→「手動」にチェックを入れる.
★「自動」だとRAND関数において再計算が頻繁に起こり煩わしいため.通常は「自動」で問題ありません.
- 乱数表および「標本平均」(10個ずつの平均値)の表を作成.
- RAND関数により[0,1]区間の値を取る一様乱数をA-J列×2000行(計20000個)生成.
- K列に,同じ行のA-J列の値の平均値を入力.
★各行の10個の値を 大きさ(標本サイズ)10の標本とみなし,2000個の標本それぞれの標本平均を求めています.
- 分布表の作成.
以下の作業を 乱数表全体(A~J列×2~2001行) および 各行ごとの平均値(K列の値) に対してそれぞれ行う.階級(区間)の幅は0.05とする.
- [準備]
- 乱数表の右側の適当な列に階級の下限値となる数列 0, 0.05,..., 0.95 および上限値となる数列 0.05, 0.1,...0.95, 1 を用意.
- 結合演算子「&」を用いて階級の表示用の文字列を「○~○」の形で作成.
- COUNTIFS関数を利用して度数分布の表を作成.
- 結合演算子「&」を用いて検索条件を表す不等式を記述.
- COUNTIFS関数で参照するセルは絶対参照する.
(★COUNTする範囲は共通なので,オートフィルでコピーしたとき変動しない方が好都合)
- オートSUM機能を利用して合計を確認.←入力ミスはありがちなので必須!
- 乱数表全体(A-J列×2000行)および各行の平均値(K列の値)に対して, それぞれ 平均,分散,不偏分散(母分散の推定値),標準偏差(=分散の平方根),不偏分散の平方根(母標準偏差の推定値)を計算・表示させる.
- AVERAGE関数,VAR.S関数,VAR.P関数,STDEV.S関数,STDEV.P関数を使用.
★EXCEL2007以前では一部の関数名が微妙に異なります.
- 標準偏差および「不偏分散の平方根」については,①SQRT関数を用いて分散・不偏分散から求める方法 と ②STDEV.S関数・STDEV.P関数で直接求める方法 の両方で値を表示させ,両者が一致することを確認.
- グラフを作成
(文章による説明ではわかりにくいので,授業中の説明をよく聞くこと)
- 階級および度数が入ったセルをまとめて選択し,「挿入」→グラフの種類を選択.
★度数のセルみ選択した場合,横軸は仮の値(1~20)となりますが,階級の列を同時に選択しておけば自動的に階級が表示されます.
★一般に,3Dグラフは統計データを示す際には避けるべきとされています.
- グラフタイトル・軸ラベルの設定:「グラフのデザイン」→「グラフ要素を追加」,またはグラフ右上の[+]をクリック.
★軸ラベルを縦書きに直す方法:右クリック→「軸ラベルの書式設定」→「文字のオプション」
- 縦軸の最小値を0に固定(右クリック→「軸の書式設定).
-
■F9を押して手動再計算を何度か行い,2つのグラフの様子を観察せよ.また平均・分散・不偏分散の値を比較せよ.
★提出はWebClassによる(授業時間中に提出).
【主なチェック項目】
- 2つの分布表において対象データの総数(それぞれ20000,2000)を確認してあること
- 相対参照と絶対参照が適切に使い分けられていること(COUNTIFS関数の「範囲」は絶対参照).
- COUNTIFS,AVERAGE,VAR.S,VAR.P,SQRT,STDEV.S,STDEV.P 等の関数が適切に用いられていること.
- 2つのグラフのタイトルや軸ラベル,縦軸・横軸の目盛りが適切に設定されていること.
グラフの表示例
11.3.3 課題3b
センターモニタに表示されるお手本を参考に,2項分布 B(n,p) を表す表とグラフを作成する.
[統計学]2項分布 B(n,p) に従う確率変数を X とするとき,P(X=k) = nCk・pk・(1-p)n-k .
以下の手順で k = 0,1, …, n に対応する nCk, P(X=k), の値を計算させて表にし,さらに2項分布B(n,p)を表すグラフを作成せよ.提出ファイルのファイル名は「(学籍番号)課題3b.xlsx」(学籍番号は半角で.間にスペースは不要.カッコ類は付けない)とする.
-
■作業を始める前に,まず「Officeボタン」→「名前をつけて保存」でファイルを各自のUSBメモリに保存せよ(拡張子「.xlsx」は自動的に付くので省略して入力).
- 上の方の適当なセルに n の値(とりあえずn=20とせよ)と確率 p の値(0~1の任意の値)を入力.
- A列に k = 0, 1, 2, …, 20 を入力.
【注意】 0, 1 を手入力したら後はオートフィル.
- 関数COMBIN(分類は「数学/三角」)を用いてB列の k=0 に対応する(すなわち同じ行の)セルに nCk を表す関数式を入力.さらにオートフィルを利用して,B列全体( k = 0~20 に対応)を一気に完成させる.
【注意】 n の値は ii. で入力したセルを絶対参照,k の値はA列の対応するセルを相対参照せよ.セルを参照せず値を直接入力したものは不合格とする.
- C列の k=0 に対応するセルに確率 P(X=k) の計算式を入力.さらにオートフィルを利用して ,C列全体(k = 0~20 に対応)を一気に完成させる.
【注意】 n, p の値は ii. で入力したセルを絶対参照,nCkの値はB列の対応するセルを相対参照せよ(すなわち,「1」以外の定数は数式には使わない).セルを参照せず値を直接入力したものは不合格とする.
- 2項分布(BINOMial DISTribution)の確率を直接計算する関数「BINOM.DIST(EXCEL2007以前ではBINOMDIST)」についてヘルプで調べ,BINOM.DIST/BINOMDIST関数を用いてD列の k=0 に対応するセルに P(X=k) を表す関数式を入力.さらにオートフィルを利用して ,D列全体(k = 0~20 に対応)を一気に完成させる.
【注意1】上と同様に, n, p, k の値はすべてセルを参照すること.参照せず値を直接入力したものは不合格とする.
【注意2】関数BINOMDISTは「関数形式」と呼ばれる4つ目の引数を持つ。この引数の役割についてもヘルプで確認せよ(今のケースでは「FALSE」を指定すればよいが,「TRUE」にするとどうなるか?).
【注意3】C列とD列の値が一致することを確認せよ.一致しない場合は少なくとも一方が間違っているので修正すること.
- オートSUM機能を用い,ΣnCk と ΣP(X=k) の値をB列,C列,D列の末尾に表示させる.
★それぞれ,どのような値になるか予想せよ.または結果を見て,そのような値になる理由を考えよ.ΣnCkを別の n の式で表すとどうなるか?(Excel上で別途計算して一致することを確かめよ)
- p の値を別の値に変更し(ii.で設定したセルに新しい値を入力してEnter),C列,D列が瞬時に再計算される様子を観察せよ.
【注意1】このときΣP(X=k) の値は変化しない(なぜか?).
【注意2】再計算が正常に行われない場合,絶対参照が正しく行われていないことを意味するので修正すること.
- これまでと同じ要領(すなわちセルの参照とオートフィルを最大限活用すること)で各 k に対応する kP(X=k) をE列に表示させ,オートSUMで期待値 μ=∑kP(X=k) を表示させよ.さらに適当なセルに np の値を別途計算させ,2項分布に関する公式「期待値μ = np」 を確認.
- さらに各 k に対応する (k-μ)2P(X=k) をF列に表示させ,オートSUMで分散σ2=Σ(k-μ)2P(X=k)を計算.さらに適当なセルに np(1-p) の値も別途計算させ,2項分布に関する公式「分散σ2 = np(1-p)」 を確認.
- グラフ作成
- グラフ化する値の入ったセル(ここでは P(X=k) の列)を選択し,「挿入」→グラフの種類を選択.
- お手本を参考にタイトルや縦軸・横軸のラベル,横軸の目盛(0~n)も設定すること.
- ヘルプやWebを参照したり右クリックメニューの中から該当項目を探す.
- 横軸の目盛(0~n)の設定:
右クリック→「データの選択」→「横(項目)軸ラベル」の「編集」をクリック→A列(kの値)の該当するセルを選択.
- グラフタイトル・軸ラベルの設定:「グラフツール」またはグラフ右上の[+]ボタンより.
- p の値を別の値に変更し,グラフが瞬時に再表示される様子を観察せよ.
グラフの表示例 (n=20, p=0.3)
- 提出
- WebClassにて授業時間中(授業当日)に提出.
【主なチェック項目】
- セルを参照可能な値はすべて参照して計算されていること.
- 相対参照と絶対参照が適切に使い分けられていること( n や p の値は絶対参照).
- グラフのラベル・目盛り(特に横軸が 0,1,2,…,n になっていること).
- 期待値・分散の値が別途公式によって計算されていること.
11.3.4 課題3c (2020年度は割愛します)
センターモニタに表示されるお手本を参考に,体力測定データにおける相関係数 を計算し,散布図および回帰直線のグラフを作成する.
以下の手順で課題を作成せよ.提出ファイルのファイル名は「(学籍番号)課題3c.xlsx」(学籍番号は半角で.
間にスペースは不要.カッコ類は付けない)とする.
-
■まずWebClassよりデータファイルをダウンロードし各自のUSBメモリに保存,さらにこのファイルを開いて「Officeボタン」→「名前をつけて保存」で上記ファイル名により再保存せよ(拡張子「.xlsx」は自動的に付くので省略して入力).
- 【準備】「表示」タブ→「ウィンドウ枠の固定」.
- 必要に応じて新しい列を挿入し,
BMI,各データの1回目と2回目の大きい方(MAX関数使用),左右の握力の 平均 等を計算・入力.
- 各列の平均値・中央値(メディアン)を計算・入力.
- 握力(右)MAX,握力(左)MAXの値をコピーし新しいシートのA列,B列に貼り付ける.
★ 「形式を選択して貼り付け」→「値」 を選択.
- 相関係数 r を2通りの方法で計算.
- VARP/VAR.P関数(分散),COVAR/COVARIANCE.P関数(共分散)および公式 r = Sxy/(SxSy) を利用.
- Sxy は共分散, Sx , Sy は標準偏差(=分散の平方根).
- 課題3aでは不偏分散(VAR/VAR.S関数)を用いましたが,こちらは「分散」.
- 標準偏差はSTDEVP/STDEV.P関数を用いて直接計算することもできますが,ここでは「分散の平方根」として計算しましょう.
- CORREL関数を利用.
- 散布図を作成.
- 散布図に回帰直線およびその方程式を挿入.さらに平均値・中央値をプロット.
- 他の2種類のデータの組を適当に選び, v ~ viii の作業をさらに2回繰り返す.
★握力は平均値,2回計測したデータはMAXの値を用いること.
- 提出
【主なチェック項目】
- 相関係数が2通りに計算されていること.
- 3枚のシートにそれぞれ異なる2種類のデータ(1つ目は左右の握力)の散布図が作成されていること.
参考例