化学教室岡崎研究室ホームページへようこそ

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所在地:〒272-0827 千葉県市川市国府台2−8−30
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更新日:2010/12/06


研究内容

 私達の研究室では、血清リポ蛋白質を HPLC 法により分析し、その解析法を研究しています。

 少量の血清(10μ L)をゲルろ過カラムに注入し、リポ蛋白質に含まれる脂質成分(コレステロール、トリグリセリド、リン脂質等)を酵素反応によりオンライン検出し、そのクロマトパターンから大きさによるリポ蛋白質の主要およびサブクラスの定量を行っています。 ヒト血清は勿論、特に最近では動脈硬化のリスク因子を解明するために遺伝子転換マウスを使った研究グループ(東北大学遺伝子実験施設:山本徳男研究室、名古屋市立大学医学部生化学第一:横山信治研究室)と共同で、眼窩採血によるマウス血漿のリポ蛋白質を分析しています。本学生物学教室の和田研究室と共同で鳥類の環境ホルモンによるリポ蛋白質の変化を、また本学体育学教室の水野研究室と共同で運動等の生活習慣が脂質代謝に及ぼす影響を研究しています。 なお、本学の知財本部の協力を得て、HPLC技術をスカイライトバイオテックに技術移転し、2003年6月より技術顧問としてリポタンパク質分析受託解析サービス(LipoSEARCH)の指導をしています。LipoSEARCHは新しいリポタンパク質の分析手法として国内外の研究に使われ、その成果が多数論文として発表されています。[ PDFファイル ]


3月22日に東京医科歯科大学特別講堂において岡崎教授の最終講義が行われました。(パワーポイントファイル)

油化学シンポジウム in 佐世保(市民公開講座、2009年7月4日)にて、「コレステロールと中性脂肪:メタボ健診の落とし穴」について講演いたしました。(パワーポイントファイル)

第15回国際動脈硬化学会(ボストン、2009.6.14-18)のワークショップ(リポ蛋白代謝)で2008年度本学職員一般健診のHPLCデータの一部が紹介されました。(pdfファイル)

「国府台発:拘りつづけて30年、本学発リポ蛋白分析法の開発」が東京医科歯科大学お茶の水会医科同窓会・会報に掲載されました。 (pdfファイル)

「HPLCを用いた血清リポタンパク質の分析技術が文部科学省による「大学知的財産本部整備事業」事後評価結果報告書」(東京医科歯科大学)の成果事例として取り上げられました。(文部科学省ホームページヘのリンク) (pdfファイル)

横浜で開催された日本臨床検査自動化学会第40回大会にて、本研究室メンバー2名が口頭発表を行いました。

浜松で開催された第48回日本臨床化学会年次学術集会にて、本研究室メンバー2名が口頭発表を行いました。

日米油化学ジョイントミーティングで「メタボリックシンドローム:リポ蛋白代謝と食事の影響」セッションにて、座長を務め、開会講演を行いました。(pdfファイル)

サンディエゴで開催された第59回アメリカ臨床化学会にて、リポ蛋白・循環器病部門主催の国際リポ蛋白質標準化フォーラムにて招待講演を行いました。

第6回未病臨床検査セミナーのランチョンセミナーで「HPLCによる超悪玉コレステロール(小型LDL)の測定」について講演しました。 (pdfファイル)

「ゲルろ過HPLCによるリポ蛋白サブクラス解析と冠動脈疾患発症予測」について日本循環器学会で発表しました。発表内容が第70回日本循環器学会ダイジェスト版に掲載されました。


 化学教室で卒業研究等の実施のために受け入れている下記の学生は、いずれも岡崎と共同で行っています。



岡崎三代

okazaki

047-300-7123/ okazaki.las@tmd.ac.jp

学  歴:東京大学理学部化学科 1967年3月卒業

学  位:理学博士・東京大学 1981年2月

所属学会:日本化学会、日本臨床化学会、日本油化学会、日本動脈硬化学会、日本臨床検査自動化学会、アメリカ臨床化学会、日本分析化学会、日本生化学会、日本脂質生化学会、日本循環器学会

<日本脂質生化学会にて>

↑堀内正公先生とスカイライトバイオテックのブースにて(2004年6月熊本) ↑遠藤章先生と(1985年7月東京)
○
↑<アメリカ臨床化学会にて>
LDL-C、HDL-C標準化日米会議にて(2004年7月、ロスアンゼルス) 
↑<日本油化学会にて>
特別講演前の遠藤章先生と(2008年9月18日、東京)

専門分野:脂質生化学

研究テーマ: HPLC による血清リポ蛋白の分析

主な業績:

原著論文:

主要著書:

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