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バイオ情報学専攻 |
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B400[8単位]
課題研究 |
各学生にそれぞれバイオ情報学に関する研究課題を与え、実際に先端的研究現場での実験に主体的に参加して、自ら研究課題を解決する技術と能力を身につける。 |
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B101[2単位]
ゲノム科学特論 |
遺伝情報はゲノムによって担われているが、このゲノムの構造と機能構築原理をミクロの遺伝子レベルからマクロの染色体レベルまでに渡って教育する。ゲノム機能の維持と変異の分子機構について理解し、ゲノム構造の多様性とその機能的相違がどのように生命活動における多様性に関わるかを教育する。ゲノム情報の観点から細胞機能の正常な維持と破綻を理解し、腫瘍の成立機序を含めて細胞増殖の分子機構を教育する。個体集団としてのゲノム情報の構成と維持を理解し、それに基づいてゲノム情報発現における環境因子の作用(ゲノム環境相互作用)を教育する。 |
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B102[2単位]
バイオ情報学文献研究 |
バイオ情報科学に関して一流殴文誌に掲載される最新の論文を検索し、“ジャーナルクラブ”といわれる少数セミナー方式で理解を深める。単なる翻訳ではなく、何故その論文が採択されたかなどを読み解く。 |
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B103[2単位]
分子構造学特論 |
核酸や蛋白質といった生体高分子の立体構造、およびその決定方法について教育する。立体構造の基本を学び、さらにそれが分子機能の理解にどうつながるのか、具体例を通して学ぶ。その後、こうした生体高分子の立体構造の決定手法について、X線結晶学や核磁気共鳴を中心に学ぶ。 |
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B104[2単位]
プロテオーム情報学特論 |
ゲノム情報やDNAチップなどによる多様な遺伝子発現情報から、多様で複雑なプロテオームの機能を解析する手法を教育する。 |
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B105[2単位]
生命システムモデリング特論 |
生命現象は非常に複雑なため、その全体像を解析することは容易ではない。このような場合には、生体を階層構造をもったシステムとしてとらえ、全体と構成要素の相互作用に注目して、生命現象の本質を損なわない範囲でモデル化し、計算機シミュレーションなどの手法を用いて解析することが有効である。本講義では、高次な生命現象を例にとりながら、生体をシステムとして解析する手法について解説する。 |
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B106[2単位]
生命システム情報学・生命情報管理学特論 |
ヒトゲノムの解読以降、遺伝子の発現情報(トランスクリプトーム)や細胞内の蛋白質総体(プロテオーム)、代謝物質の総体(メタボローム)など様々な種類の網羅的分子(オミックス)情報の収集・解析が急速に進展しており、これらのオミックス情報は、新しい医療をもたらすものとして期待されている。また、生命をシステムとして理解する(システム生物学)ための方法論として、バイオインフォマティクスがますます重要になってきている。本講義では、これらの現状をふまえ、情報科学の方法論を用いて医学的課題を解決しようとする際に必要となる基礎的知識を学ぶ。 |
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B107[2単位]
コンピュータープログラミング演習 |
Unixによるプログラミングの基礎を学んだ後、バイオインフォマティックス関連のアプリケーションソフトの扱いやデータベース管理の基礎技術および生体シュミュレーションのプログラム技術について演習を行う。 |
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B108[2単位]
ゲノム情報科学特論 |
この講座では、ゲノムやトランスクリプトームを包含するオミックス研究について最新の話題を解説する。まず、ゲノムプロジェクトの観点からゲノミクスの発展について論じる。近年、複合環境における生物種間の相互作用を理解する目的で、メタゲノム(コミュニティゲノム)といったプロジェクトが始まっている。単一種、多重、混合ゲノム解析のツールを探り、遺伝子、タンパク質、その他のエレメントを検出し、推測する。また、トランスクリプトミクス、プロモータ、転写、制御、および遺伝子のmRNA への転写の原理を解説し、転写開始などの一般的原理や哺乳類ゲノムにおける特定の開始部位を認識するメカニズムについて議論する。さらに、この分野における近年の実験的手法について言及し、翻訳関連のゲノムワイド・ハイスループットデータによるバイオインフォマティクス評価の方法に焦点を当てる。また、配列アラインメント作成における計算機的側面に焦点を当てつつ、ローカル、グローバル、多重アラインメントの手法全てを解説する。この他、統合オミックスやシステムバイオロジーについても解説し、またバイオインフォマティクスおよびシステムバイオロジーの最新の国際動向も説明する。バイオインフォマティクスの予備知識は特に必要なし。 |
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B600[8単位]
バイオ情報学特別演習(研究プロジェクト) |
各学生がそれぞれバイオ情報学に関連する研究プロジェクトを展開する。また実際に先端的研究現場での実験に主体的に参加して、自ら研究課題を解決するとともに、複数の指導教員の指導により、高度な研究を実践的に展開する。 |
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B501[2単位]
ゲノム情報科学特別演習 |
ゲノム情報をコンピュータ検索し、実際の疾患遺伝子をモデルとしてその機能を予想したり、その機能変異を実際に調べる演習を行う。 |
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B502[2単位]
分子構造情報学特別演習 |
X線結晶学を中心に、生体高分子の立体構造解析の原理を学び、構造解析に欠かせない試料の大量調製や実際の解析手法について演習する。さらに、得られた構造データの応用方などについても学ぶ |
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B503[2単位]
生命情報解析特別演習 |
各種の配列情報データベース、プロテオームデータベース等の概略を学び、実際に幾つかの配列情報、構造情報、遺伝子発現情報データベースなどにアクセスして、その利用法を演習する。また各種の文献情報データベースの概略を学び、実際に幾つかの文献情報データベースにアクセスして、その利用法を演習する。さらに統合ソフトの利用に関しても演習も行う。 |
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