臨床研修(初期)

臨床研修(初期)特色

医学生の皆さんは、将来の自分の医師としての姿を想像し、どういった研修をすればいいのか、恐らく多くの選択肢の中で模索しているのではないかと思います。臨床研修は医師としての第一歩を踏み出す大切な場です。

それでは初期臨床研修では何をすべきでしょうか?
第一に医師臨床研修の基本理念では、医師としての人格を涵養し、基本的な診療能力を身につけるとされています。医科歯科のプログラムでは、大学病院と市中病院での1年ずつの研修を行う、たすきがけを長く採用しています。たすきがけでは三次医療から二次医療まで、高度先進医療から一般的な症例・手技などを市中の第一線の病院で幅広く、多数経験することができます。

第二に診療に対する姿勢「きちんと診る」ことを身につけることです。屋根瓦式の教育体制のもと、中堅指導医から責任者に至るまで、皆熱心に指導をしています。日常診療のTipsから、安全安心の医療の提供のため、そして学究的な興味を高めるような知識の修得や技術を得ることができる研修システムが確立されています。それを支える診療水準は言うまでもなく高く維持されています。

第三は将来の進路を決めることです。「やりたいこと」は当初は曖昧です。今みなさんは思考と経験により、それが徐々に明確になってきたかもしれません。しかし適性は経験によって確信されます。東京医科歯科大学は臨床・研究・教育に本学のみならず、様々な出身大学から多様な人材を受け入れて発展してきました。医科歯科のプログラムでは、皆さんの比較的身近なロールモデルが指導医として多数関わっています。その姿を実際に見ることで、是非自分の未来へ確信を持って踏み出して欲しいと思います。さらに、医科歯科プログラムでは地域医療や保健医療への興味を支えるオプションプログラムも用意しています。様々な経験を通して、将来の可能性を広げることができます。

さらに医科歯科での臨床研修をすることで、充実した専門研修へスムーズに移行できます。早い時期から専門研修の情報を得て、将来を相談できることは大きなメリットでしょう。自分にとって最適な研修先へ移行できるよう、研修センターを利用していただきたいと思います。

多くの仲間と共に切磋琢磨でき、将来の可能性を広げる東京医科歯科大学の臨床研修プログラムへ、是非参加していただきたいと思います。

総合教育研修センター長
岡田 英理子

研修基本理念

患者の痛みを理解できる国際水準の医療人の養成

研修目標

高度医療人に求められる幅広い臨床能力の基礎を固める

研修目的

将来日本の医療をリードし、社会に貢献する医師となるために、本プログラムは「社会の医療を構成する一次、二次、三次医療に求められる基本的臨床能力を身につける」ことを目標とする。

教育手法に精通した熱意のある指導医、豊富な症例、整備された研修環境の下で、医師としての人格を涵養し、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切かつ全人的に対応できる幅広い基本的な臨床能力(態度・技能・知識)を修得させる。同時に、本学の教育目標である 「アカデミックドクターの養成」を目指す。

臨床研修の特色

医療は一次医療機関(診療所、中小規模病院)、二次医療機関(地域中核病院)、そして三次医療機関(大学附属病院等)の連携で行われています。

本プログラムは、初期研修において全ての研修医が、二次医療機関のみならず一次、三次医療機関も経験できる点が特徴であります。このように役割の異なる病院を複数経験することが将来どの方向に進むにせよ非常に重要だと考えられます。さらに、卒後3年目以降の専門教育との密な連動性を保ちつつ、各診療科及 び協力病院と密接に連携し、各人の希望にあった幅広い研修を組み立てることができるのも特色といえましょう。