数学実習   Practice of Mathematics   中口   (平成21〜23年度担当)

数学科の教育方針


授業資料(平成23年度A組用) (PDF)

参考情報


シラバス(平成23年度用)

対象学生

医学科・歯学科2年生

開講日時

各組7回の授業

講義室

計算機実習室(ヒポクラテスホール2階)

授業の概要

数学は、自然科学や社会科学など諸分野に現れる様々な問題を解決するために非常に有益な道具を与えてくれるが、現実の問題は非常に大規模で複雑であることが多く、特に代数的手順や解析的解法などの手計算だけで解ける問題は非常に限られているため、計算機の助けを借りて問題解決に望む必要がある。また膨大な量のデータを一度に扱う場合にも、計算機の力を利用して、効率的なデータ処理を行わなければならない。この授業では、計算機プログラミング演習を通して、論理的思考力の習得と、計算機の利用へのさらなる理解を目指す。
前期の前半にD組、後半にC組、後期の前半にB組、後半にA組の授業を行う。それぞれ始めの2回程度をプログラム言語の説明と基礎的な演習、続く3回を基本的なアルゴリズムや数値計算・統計計算に関する演習に当て、残る2回で総合的な実習を行う。原則として毎回課題を提出してもらう。毎週3コマと長丁場なので、時間中に適宜休憩を挟む。

授業の目的

論理的思考力を養成し、数学的問題の解法を理解させる。

到達目標

数学や統計学に関する基本的な計算手順を体得する。

授業計画

  1. ガイダンス、プログラムとは、基本的なデータ型と四則演算
  2. プログラムの制御構造:場合分けと繰返し計算
  3. 漸化計算と逐次近似:数列と級数と漸化式、近似と打ち切り誤差、非線形方程式の解法
  4. アルゴリズム入門:アルゴリズムとは、計算量の概念、整数の問題
  5. データの操作と解析:平均と分散、度数分布、推定と検定
  6. 総合実習

成績評価の方法

出席状況(50%)と課題への取り組みかた(50%)により総合評価する。

教科書および参考図書

授業中に適宜指示する。必要な教材はプリントまたはBlackboardで配布する。
参考書: 米田・疋田・桜井「Pascalプログラミング(増訂版)」(サイエンス社)


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