用語集(ようごしゅう)

よりよい理解(りかい)のために。
パンフレット内(ない)に登場(とうじょう)する専門用語(せんもんようご)を、わかりやすくまとめました。

あ行(ぎょう)

アスピリン

解熱(げねつ)、鎮痛(ちんつう)に加(くわ)え、血小板(けっしょうばん)の働(はたら)きを抑(おさ)え「血(ち)をサラサラにする」作用(さよう)があるお薬(くすり)です。心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)の予防(よぼう)、治療(ちりょう)などに使(つか)われています。

エストロゲン

主(おも)に女性(じょせい)の卵巣(らんそう)で作(つく)られる「女性(じょせい)らしさ」をつかさどるホルモンです。単(たん)に生殖機能(せいしょくきのう)に関(かか)わるだけでなく、肌(はだ)や骨(ほね)、血管(けっかん)など全身(ぜんしん)への影響(えいきょう)があり、血液(けつえき)が固(かた)まりやすくなる効果(こうか)があります。

か行(ぎょう)

過呼吸(かこきゅう)

通常(つうじょう)の状態(じょうたい)より息(いき)を何回(なんかい)も激(はげ)しく吸(す)ったり吐(は)いたりする状態(じょうたい)。血液中(けつえきちゅう)の二酸化炭素(にさんかたんそ)が減(へ)り、脳(のう)の血管(けっかん)が収縮(しゅうしゅく)します。

カルシウム拮抗薬(きっこうやく)

血圧(けつあつ)を下(さ)げるお薬(くすり)の一種(いっしゅ)です。血管(けっかん)や心臓(しんぞう)の細胞(さいぼう)の中(なか)にカルシウムが入(はい)るのをブロック(拮抗(きっこう))することで血管(けっかん)が緩(ゆる)んで広(ひろ)がり、血流(けつりゅう)がスムーズに流(なが)れるようになって血圧(けつあつ)が下(さ)がります。

鉗子分娩(かんしぶんべん)

お産(さん)が長引(ながび)いたり、赤(あか)ちゃんやおかあさんに緊急(きんきゅう)の事態(じたい)が起(お)きたりした際(さい)に、「鉗子(かんし)」という金属製(きんぞくせい)の器具(きぐ)を使(つか)って赤(あか)ちゃんを優(やさ)しく、かつ確実(かくじつ)に誘導(ゆうどう)して取(と)り出(だ)す介助分娩(かいじょぶんべん)のひとつです。「鉗子(かんし)」は、大(おお)きなスプーンを2つ組(く)み合(あ)わせたような形(かたち)(あるいはトングのような形(かたち))をしており、赤(あか)ちゃんの頭(あたま)を左右(さゆう)から挟(はさ)むようにして使(つか)います。

経腟分娩(けいちつぶんべん)

赤(あか)ちゃんがお母(かあ)さんの産道(さんどう)(腟(ちつ))を通(とお)って生(う)まれてくることを指(さ)します。一般的に(いっぱんてきに)「自然分娩(しぜんぶんべん)」と呼(よ)ばれることもあります。「経(けい)(を通(とお)る)」「腟(ちつ)(を)」という漢字(かんじ)のとおり、お腹(なか)を切(き)る「帝王切開(ていおうせっかい)」と対比(たいひ)して使(つか)われる言葉(ことば)です。

けいれん発作(ほっさ)

脳(のう)の中(なか)の神経細胞(しんけいさいぼう)が、一時的(いちじてき)に過剰(かじょう)な電気信号(でんきしんごう)を出(だ)すことで、自分(じぶん)の意思(いし)とは関係(かんけい)なく体(からだ)がガクガクと震(ふる)えたり、硬直(こうちょく)したりする状態(じょうたい)を指(さ)します。

血栓症(けっせんしょう)

血管内(けっかんない)で血液(けつえき)が固(かた)まってしまい、「血(ち)のかたまり(血栓(けっせん))」となって血管(けっかん)を詰(つ)まらせてしまう状態(じょうたい)のことです。

甲状腺(こうじょうせん)

喉(のど)ぼとけのすぐ下(した)にある、重(おも)さ15g〜20gほどの小(ちい)さな臓器(ぞうき)で、代謝(たいしゃ)の促進(そくしん)、心臓(しんぞう)や胃腸(いちょう)の働(はたら)きを活発(かっぱつ)にしたり、脳(のう)を活性化(かっせいか)させたりします。

さ行(ぎょう)

自己免疫(じこめんえき)

本来(ほんらい)はウイルスや細菌(さいきん)などの外敵(がいてき)から体(からだ)を守(まも)るための免疫(めんえき)システムが、何(なん)らかの原因(げんいん)で「自分(じぶん)の細胞(さいぼう)や組織(そしき)」を敵(てき)だと勘違い(かんちが)して攻撃(こうげき)してしまう現象(げんしょう)のことです。自己免疫(じこめんえき)の病気(びょうき)には、関節(かんせつ)リウマチ、バセドウ病(びょう)、橋本病(はしもとびょう)、1型糖尿病(がたとうにょうびょう)などがあります。

重症妊娠高血圧腎症(じゅうしょうにんしんこうけつあつじんしょう)

妊娠中(にんしんちゅう)(主(おも)に20週以降(しゅういこう))に高血圧(こうけつあつ)に加(くわ)えて、尿蛋白(にょうたんぱく)(腎臓(じんぞう)の障害(しょうがい))などの症状(しょうじょう)が現(あらわ)れ、さらにその程度(ていど)が一定(いってい)の基準(きじゅん)を超(こ)えて「重症(じゅうしょう)」と判断(はんだん)された状態(じょうたい)を指(さ)します。お母(かあ)さんと赤(あか)ちゃんの両方(りょうほう)の生命(せいめい)に関(かか)わる可能性(かのうせい)があるため、産科医療(さんかいりょう)において非常(ひじょう)に慎重(しんちょう)な管理(かんり)が必要(ひつよう)な疾患(しっかん)です。

た行(ぎょう)

多胎(たたい)

お母(かあ)さんのお腹(なか)の中(なか)に、同時(どうじ)に2人以上(にんいじょう)の赤(あか)ちゃんがいる状態(じょうたい)を指(さ)します。一般的に(いっぱんてきに)は「双子(ふたご)」が最(もっと)も身近(みぢか)ですが、3つ子(ご)(三胎(さんたい))、4つ子(ご)(四胎(したい))などもすべて「多胎(たたい)」に含(ふく)まれます。多胎(たたい)は、ひとり(単胎(たんたい))よりもお母(かあ)さんの体(からだ)への負担(ふたん)が大(おお)きくなります。

帝王切開(ていおうせっかい)

お母(かあ)さんのお腹(なか)(腹壁(ふくへき))と子宮(しきゅう)を外科手術(げかしゅじゅつ)で切開(せっかい)して、赤(あか)ちゃんを直接取(ちょくせつと)り出(だ)す出産方法(しゅっさんほうほう)のことです。

てんかん

脳(のう)の神経細胞(しんけいさいぼう)が一時的(いちじてき)に過剰(かじょう)な電気活動(でんきかつどう)を出(だ)す「けいれん発作(ほっさ)」を繰(く)り返(かえ)す病気(びょうき)です。脳梗塞(のうこうそく)や脳出血(のうしゅっけつ)のあとになることもあります。

な行(ぎょう)

二分脊椎(にぶんせきつい)

お母(かあ)さんのお腹(なか)の中(なか)で赤(あか)ちゃんの背骨(せぼね)(脊椎(せきつい))が作(つく)られる段階(だんかい)で、本来(ほんらい)なら管状(かんじょう)に閉(と)じるはずの骨(ほね)がうまく塞(ふさ)がらず、一部(いちぶ)が開(あ)いたままになってしまう生(う)まれつきの病気(びょうき)です。

脳血流検査(のうけつりゅうけんさ)

「脳(のう)のどの部分(ぶぶん)に、どれくらいの血液(けつえき)が流(なが)れているか」を調(しら)べる検査(けんさ)です。

脳血流(のうけつりゅう)SPECT(スペクト)検査(けんさ)

脳(のう)の血流(けつりゅう)の過不足(かふそく)をカラー画像(がぞう)で見(み)えるようにする検査(けんさ)です。

脳血流(のうけつりゅう)PET(ペット)検査(けんさ)

脳血流(のうけつりゅう)SPECTよりもさらに高精度(こうせいど)で詳細(しょうさい)に「脳(のう)の代謝(たいしゃ)や働(はたら)き」を解析(かいせき)できる検査(けんさ)です。がんの検査(けんさ)で有名(ゆうめい)ですが、脳(のう)の分野(ぶんや)でも非常に重要(ひじょうにじゅうよう)な役割(やくわり)を果(は)たします。

脳梗塞(のうこうそく)

脳(のう)の血管(けっかん)が詰(つ)まったり、細(ほそ)くなったりして血液(けつえき)が流(なが)れなくなり、その先(さき)の脳細胞(のうさいぼう)が酸素(さんそ)や栄養不足(えいようぶそく)に陥(おちい)って死(し)んでしまう病気(びょうき)です。

脳出血(のうしゅっけつ)

脳(のう)の中(なか)を通(とお)る細(ほそ)い血管(けっかん)が破(やぶ)れて、脳(のう)の中(なか)に直接出血(ちょくせつしゅっけつ)する病気(びょうき)です。脳梗塞(のうこうそく)が「血管(けっかん)が詰(つ)まる」病気(びょうき)であるのに対(たい)し、脳出血(のうしゅっけつ)は「血管(けっかん)が破(やぶ)れる」病気(びょうき)です。

は行(ぎょう)

バイパス手術(しゅじゅつ)

細(ほそ)くなったり、詰(つ)まったりしてしまった血管(けっかん)の代(か)わりに、新(あたら)しい血液(けつえき)の回(まわ)り道(みち)(バイパス)を作(つく)る手術(しゅじゅつ)のことです。

バルプロ酸(さん)

主(おも)にてんかんの治療(ちりょう)に使(つか)われるお薬(くすり)です。葉酸(ようさん)の代謝(たいしゃ)を阻害(そがい)する作用(さよう)があります。

や行(ぎょう)

葉酸(ようさん)

ビタミンB群(ぐん)の一種(いっしゅ)(ビタミンB9)で、細胞(さいぼう)が新(あたら)しく作(つく)られるときに不可欠(ふかけつ)な栄養素(えいようそ)です。「造血(ぞうけつ)のビタミン」とも呼(よ)ばれ、血液(けつえき)(赤血球(せっけっきゅう))を作(つく)ったり、DNAの合成(ごうせい)を助(たす)けたりする重要(じゅうよう)な役割(やくわり)を担(にな)っています。

ヨード

生(い)きていくために欠(か)かせない必須(ひっす)ミネラルの一種(いっしゅ)です。「ヨウ素(そ)」とも呼(よ)ばれ、昆布(こんぶ)やひじき、ワカメなどの海藻(かいそう)に多(おお)く含(ふく)まれます。CTや脳血管撮影(のうけっかんさつえい)の造影剤(ぞうえいざい)の主成分(しゅせいぶん)です。

英文字(えいもじ)

CT検査(けんさ)

正式(せいしき)には「コンピュータ断層撮影検査(だんそうさつえいけんさ)」といい、X線(せん)を使(つか)って体(からだ)の断面(だんめん)を輪切(わぎ)りにしたような画像(がぞう)を作成(さくせい)し、内部(ないぶ)の状態(じょうたい)を詳(くわ)しく調(しら)べる検査(けんさ)です。短時間(たんじかん)で広範囲(こうはんい)の立体的(りったいてき)な画像(がぞう)を得(え)ることができます。

MRI

正式(せいしき)には「磁気共鳴画像法(じききょうめいがぞうほう)」といい、非常(ひじょう)に強力(きょうりょく)な磁石(じしゃく)と電波(でんぱ)を使(つか)って、体(からだ)の内部(ないぶ)を画像(がぞう)にする検査(けんさ)です。放射線(ほうしゃせん)(X線(せん))を一切使(いっさいつか)わないため、被ばく(ひばく)の心配(しんぱい)がないのが大(おお)きな特徴(とくちょう)です。特(とく)に脳(のう)、脊髄(せきずい)、筋肉(きんにく)、内臓(ないぞう)などの「柔(やわ)らかい組織(そしき)」を、CTよりもはるかに鮮明(せんめい)に、かつ多方向(たほうこう)から映(うつ)し出(だ)すことができます。

RNF213遺伝子(いでんし)

もやもや病(びょう)に深(ふか)く関(かか)わっている遺伝子(いでんし)です。この遺伝子(いでんし)があれば必(かなら)ず発症(はっしょう)するというわけではなく、発症(はっしょう)のしやすさに関(かか)わる「感受性遺伝子(かんじゅせいいでんし)」として知(し)られています。