先端的外科治療

　2012年9月1日付けで、本学　心臓血管外科学分野（荒井　裕国　教授）を世話講座とする寄附研究部門「先端的外科治療技術研究開発研究部門」が、本学大学院医歯学総合研究科および本学実験動物センターに設置されました。
　本研究部門は、大型動物実験により幅広く先端的外科治療技術を研修するシステムを構築・運営し、更には、より先端的な外科治療技術を研究・開発することを目的としております。この背景には、外科領域における新しい治療機器や手術法の開発が急速に進歩している現状において、先端的外科治療技術の臨床応用や人材育成が急務となっていながらも、前臨床段階での十分な外科トレーニングや、そのための施設整備が現状では十分ではないことが挙げられています。医療安全の観点からも、新規的な外科技術をより安全に臨床へと導入することに貢献し、人材育成の面でも尽力していきたいと考えております。

寄附研究部門准教授　大内克洋