診療科のご案内

摂食嚥下リハビリテーション科

はじめに

東京医科歯科大学病院 歯科(歯系診療部門)摂食嚥下リハビリテーション科では、摂食嚥下障害患者さんに対しての訪問診療を行っています。

*一般の歯科診療ではなく主として嚥下機能の診察を行っています。ご注意ください。

訪問診療初診の流れ

  1. 患者様から直接の問い合わせの場合、医療、介護関係者よりのお問い合わせの場合にも主治医よりの診療情報提供書をご用意ください。

  2. 03-5803-5750, 5751(スペシャルケア外来/摂食嚥下リハビリテーション科 共通受付直通)にお電話、もしくはfukuyama.rie.tmd@gmail.comにメールにて訪問診療による嚥下機能診察希望の旨をお伝えください。
    その際、訪問の都合のよい曜日や日時、もしくは都合の悪い曜日や日時、急ぎで訪問する必要があるかなどをご連絡ください。
    【東京医科歯科大学病院 歯科(歯系診療部門)】
     〒113-8549 東京都文京区湯島1丁目5番45号
     TEL 03-3813-6111/FAX 03-5803-0183
    電話のご相談で30分を超える場合は、受診の対象となります。
    電話では、患者様を実際に拝見していないため、全てのご質問に対しお答えできない場合がございますので、予めご了承ください。

  3. 訪問の日程をこちらで調整して再度連絡差し上げます。訪問日時が決まりましたら訪問診療申込書、健康調査票にご記載いただき、東京医科歯科大学病院 歯科(歯系診療部門)業務課に郵送もしくはFAX送付してください。訪問診療申込書には保険証、診察券(お持ちの方のみ)のコピーを下部に貼付してください。再診の予定などは初診時にご相談いたします。
    訪問診療申込書はこちら 健康調査票

*一般の歯科診療ではなく主として嚥下機能の診察を行っています。

  • 東京医科歯科大学から半径16㎞以内が保険診療の適応となりますので地図をご参照ください。よくわからない場合にはご住所をお伝えいただけましたらこちらで距離を調べます。
  • お支払いについて
    直接病院へ来てのお支払い、現金書留、郵便為替、ゆうちょ銀行のいずれでも構いません。ご都合の良い方法を訪問診療申込書にご記載ください。
    請求書は月末にまとめて郵送させていただきますので、診療日よりおよそひと月程度のちに届きます。
  • 交通費
    訪問時にかかる交通費は当院で負担します。
  • その他
    その他ご不明な点がございましたら、03-5803-5750, 5751(スペシャルケア外来/摂食嚥下リハビリテーション科 共通受付直通)にお電話、もしくはfukuyama.rie.tmd@gmail.comにご連絡ください。

診療の流れ

  1. 研究室を出発。訪問先と忘れ物チェック。

  2. 大学を出発

  3. 地下鉄で移動

  4. 訪問診療先のお宅に到着。

  5. 患者さんお食事の様子をチェック。

  6. 食後ののどの様子などをファイバースコープで検査。

  7. かかりつけ医と情報交換。(えびす英クリニック  院長 松尾 英男先生)

  8. ご家族に今後の診療予定などを確認。

  9. 患者さんご家族と記念撮影。

診療科長 戸原 玄 教授からのメッセージ

自分の口で食べることをサポートします

摂食嚥下リハビリテーション科では、食べ物を噛んだり、飲み込んだりする摂食嚥下機能の低下によって食事に不安のある方や、現在、胃ろうなどの経管栄養を行っているけれど、少しでも自分の口から食べたいとご希望の方などを対象に、摂食嚥下機能の評価と訓練指導・摂食指導を、外来および訪問診療で行っています。当院より半径16km以内の範囲に訪問しています。

「食べること」に関する次のような悩み(症状)があれば、ご相談ください

  • 食べるのが遅くなった
  • やせてきた
  • 食べこぼす
  • 口の中に食べ物が残る
  • 食事中にむせる
  • 痰たんがでる、痰たんがふえた
  • のどがゴロゴロなる
  • 風邪以外で熱が出ることがある
  • 食べにくいものがある
  • のどの奥に食べ物が残る
  • 食べ物がつっかえる
  • 飲み込みにくい
  • 食べ物や胃液が逆流する
  • 胃ろうなどで経口摂取をしていないが、自分の口で食べられるかどうか知りたい

訪問診療Q&A

どんな病気を抱える人が訪問診療を利用していますか?

脳血管障害、認知症、神経変性疾患が多く利用されています。外来通院困難で、飲み込みに不安のある方は訪問診療が可能となります。

まったく口から食べられない患者でも受診ができますか?

はい、可能です。初診時に全く経口摂取していない患者さんも全体の10%ほどいらっしゃいます。嚥下機能評価、リハビリ指導により経口摂取の割合を増加させることができた例もあります。一方で、疾患の進行等により経口摂取に制限が出てきた例もありました。

訪問診療を利用している患者さんの年齢層は?

ご高齢の方が多いですが、小児にも対応しています。

自宅以外の福祉施設などにも来て頂けるのですか?

居宅、介護老人福祉施設(特養)、介護老人保健施設(老健)、病院、有料老人ホーム、グループホームなどへも訪問診療に伺います。

訪問診療によって患者や家族にどんな変化が期待できますか?

訪問診療では、疾患の後遺症などにより通院できない患者さんのご自宅に伺って診察を行うために、患者さんの病状や生活環境に合った治療や口腔ケアの方法を指導できるうえ、必要があれば地域のかかりつけの医師とも相談できるため、患者さんやご家族に大変喜んでいただいています。高齢者の施設などで講習会を行うこともあり、超高齢社会の地域医療にも大いに貢献しています。

自宅に来てもらうとどんな診療が受けられますか?

噛む力、飲み込む力がどの程度あるかを嚥下内視鏡検査などを行って評価し、患者さんに合った訓練やリハビリテーション、指導を行います。飲み込む力が弱い場合は、入れ歯のような特殊な装置を作製することもあります。歯科治療やその他の医療行為の必要性が生じた場合は、患者さんの主治医や訪問看護師、また地域の歯科医師と連携して診療を行います。

どんな症状の人が治療を受けられるのですか?

食事に何らかの不安がある方で具体的には上記のチェック項目に該当する場合や、進行性の病気で将来的に摂食嚥下が困難になる可能性があり定期的な評価が必要な方、胃ろうなどで経口摂取していないけれど再開のためのリハビリテーションを行いたい方や、少しでも良いから口から食べたい希望がある方などです。

健康保険を使うことができますか?

診療は基本的に外来でも訪問でも、すべて保険診療で行います。

交通費はいくらかかりますか?

訪問診療にかかる医師や歯科衛生士などの交通費は、当院で負担するため、患者さんには請求しません。

紹介状は必要ですか?

かかりつけの医科の主治医の診療情報提供書をいただくようにしてください。また、受診には予約が必要ですので必ずお電話でご予約を取ってください。

介護施設や老人ホームなどで集団で受診できますか?

はい、可能です。ただし診察できる人数には、限りがありますので、あらかじめご予約の際に、ご相談ください。また施設や地域住民向けに、セミナーや講習会なども行っています。

主治医や看護師、看護職などの立ち会いが必要ですか?

立ち会わなくても問題はありませんが、ご家族や主治医、介護職などがいらっしゃったほうが、普段の患者さんの状態を把握できるため、より正確に診断や治療を行うことができます。

どのくらい遠くまで来てくれますか?

訪問診療の対象エリアは、当院から16km 圏内です。

東京医科歯科大学病院 医科(医系診療部門)

東京医科歯科大学病院 歯科(歯系診療部門)  〒113-8549 東京都文京区湯島1-5-45
TEL.03-3813-6111(代)

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