診療科のご案内

(専)顎口腔変形疾患外来

口唇・口蓋裂や顎変形症などの顎口腔変形疾患に対して、各専門診療科(矯正歯科、口腔外科、小児歯科、顎義歯、言語治療、インプラントなど)によるチーム医療により、高度で統合的な診療を提供します。

科長 依田 哲也
連絡先 電話で受診予約ができます。
03-5803-4362 (平日9時から17時)
初めて受診される方へ 初診受付窓口で、当外来に予約があることをお知らせください。
当日の持ち物
・紹介状あるいは診断書
(医療機関からの紹介あるいは診断書をお持ちの方は必ずご持参ください。)
・保険証

外来の概要

本院では、従来から「顎口腔変形疾患」の治療に積極的に取り組み、多数のエキスパートが診療に当たっております。
当外来ではそのノウハウを生かし、疾患を持つ患者さん一人一人の心に寄り添い、苦しみや不安を少しでも和らげるように、複数のエキスパートがチームとなって診療をトータルに進めて行きます。

 口唇・口蓋裂をはじめとする様々な先天性疾患にともなう顎口腔領域の問題や顎変形症などの顎口腔変形疾患の咬合異常に対して、各専門診療科(矯正歯科外来、口腔外科外来、小児歯科外来、顎義歯外来、言語治療外来、インプラント外来など)によるチーム医療により、子供から大人まで高度で統合的な診療を実践します。

口唇・口蓋裂をはじめとする先天性疾患の治療

生後まもなくから、成人に至るまで、口唇・口蓋裂をはじめとする先天性疾患の方は長期にわたり、様々な科に通院し、手術を含めた治療が必要です。当院は口唇・口蓋裂をはじめとする先天性疾患の治療について、我が国でも有数の症例数を誇ります。多くの臨床経験にもとづく豊富な専門知識と治療技術によって、それぞれの患者さんに合った治療法を選択し、治療を通じて、皆様の健康増進と生活の質の向上に努めてまいります。我々は皆様が安心して治療を受けていただけるように、各診療科が連携をとって高度なチーム治療にあたります。

主な対象疾患
  • 口唇・口蓋裂
  • 顎変形症
  • ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)
  • 鎖骨・頭蓋異形成
  • トリチャーコリンズ症候群
  • ピエールロバン症候群
  • ダウン症候群
  • ラッセルシルバー症候群
  • ターナー症候群
  • ベックウィズ・ヴィードマン症候群
  • ロンベルグ症候群
  • 先天性ミオパチー
  • 顔面半側肥大症
  • エリス・ヴァン・クレベルド症候群
  • 軟骨形成不全症
  • 外胚葉異形成症
  • 神経線維腫症
  • 基底細胞母斑症候群
  • ヌーナン症候群
  • マルファン症候群
  • プラダーウィリー症候群
  • 顔面裂
  • 筋ジストロフィー
  • 大理石骨病
  • 色素失調症
  • 口・顔・指症候群
  • メービウス症候群
  • カブキ症候群
  • クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
  • ウィリアムズ症候群
  • ビンダー症候群
  • スティックラー症候群
  • 小舌症
  • 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症など)
  • 骨形成不全症
  • 笛顔貌症候群
  • ルビンシュタインーティビ症候群
  • 常染色体欠失症候群
  • ラーセン症候群
  • 濃化異骨症
  • 6歯以上の非症候性部分性無歯症
  • チャージ症候群
  • マーシャル症候群
  • 下垂体性小人症
  • ポリエックス症候群(クラインフェルター症候群)
  • リング18症候群
  • その他様々な先天性疾患

顎変形症の治療

成長とともに顎の変形が生じ,顔貌を含めたかみ合わせに異常が生じる顎変形症は、手術を含めた矯正治療が必要です。当院は、多くの臨床経験にもとづく豊富な専門知識と治療技術によって、それぞれの患者さんに合った治療法を選択し、治療を通じて、皆様の健康増進と生活の質の向上に努めてまいります。我々は皆様が安心して治療を受けていただけるように、各診療科が連携をとって高度なチーム治療にあたります。

おもな対象疾患
  • 骨格性上顎前突
  • 骨格性下顎前突
  • 骨格性上下顎偏位
  • 骨格性開咬
  • 骨格性上下顎前突
  • 骨格性過蓋咬合
  • その他骨格的な問題に伴う咬合異常

*当院来院後、顎変形症と診断された場合は外科手術および矯正治療は公的保険の給付対象疾患となります。

チーム医療体制

カンファレンスを定期的に開催し、各科が連携して、患者さんに合った治療法を選択し、トータルケアを行っています。

  • 口唇・口蓋裂(CLP)カンファレンス
  • 顎変形症(FD)カンファレンス

モデルの方の了解をいただいて掲載しております。