身体運動学実習   水野哲也、山本敦久、榎本 至、小野高志

開講日

前期・後期木曜・金曜 3・4時限

対象者

1年生

授業の目的・内容

この授業はこの授業は実習科目で、週1回の定期的な運動、また運動文化にふれることそのものに大きな意義があり、その意味でこの授業への参加がその評価と直接的に関連しています。また、この授業では大学入学を機にこれまでややもすると受動的になりがちだった授業への取り組みを、より主体性をもってまた能動的・積極的に受講する態度を育成することもその目的で、そのためにできるだけ学生各自の体力や志向に合った運動生活をプランニングできるよう多様な授業内容を準備し、1年間のまとめとしてのレポート課題を通してその意義や意味を確認できるようプログラムされています。また、授業の中は単に健康・体力づくりというだけでなく、スポーツのもつ重要な要素である仲間同士のふれあいや協力といった社会性の育成も重視しており、その受講に際しては共に楽しみながらも規律ある態度やフェアプレーまた互いの協調性、さらには健康で活動的なライフスタイルが形成できるような積極的な取り組みが期待されます。

平成17年度に開講する授業では、ソフトボール、テニス、バレーボール、バスケットボール、サッカー並びにその他の軽スポーツ種目を準備しています。また、夏季にはプールを使用した水泳の授業を行います。

授業計画

1.クラス分け

各学期とも指定された時間に4〜5つの種目が準備されます。学生は、各学期毎の第1回目の授業時に担当教官の指示に従って種目選択を行い、第2回目以降の授業では原則として各種目毎のクラスによって授業が進められます。

また、授業では下記のようなスポーツ実習、フィットネスチェック並びに種目別講義等が行われます。

2.授業内容

  1. スポーツ実習
    前・後期毎に別表に示すようなスポーツ種目が開講されますので、受講生は必ずそのうちから1種目を選択し、受講してください。内容は、それぞれのスポーツ種目に関連した基礎体力づくり、技術の基礎並びに応用練習およびゲームがその主体です。なお、夏季には原則として全員水泳種目の授業を受講します。
  2. フィットネスチェック
    受講生は、各自の体力並びに運動能力等の現状を把握するために、必ず授業時間内に実施されるフィットネスチェックを受けてください。
  3. 種目別講義等
    それぞれの受講種目毎に、そのスポーツ・身体運動文化等の歴史、ルール、トピック等を取り上げた講義並びにゲームや技能等に関するVTRなどの視聴を通して、そのスポーツへの理解をより深くまた広いものにするためのプログラムが準備されています。

成績評価の方法

評価は、大きく3つの側面から行われる。

  1. 参加度・・・まず、しっかり授業に参加し、学ぶべき内容をしっかり理解・実践することが重要です。
  2. 貢献度・・・授業は参加するだけでは十分ではありません。そこで求められるのがより積極的な態度であり、そこに貢献という視点が見えてきます。あなたはこの授業でどのような貢献をしましたか?
  3. 授業目的達成度・・・前述した授業目的をどの程度達成されたかが問われます。レポートはその表現形であり、また確認でもあります。

教科書及び参考図書

ハイナー・ギルマイスター;テニスの文化史;大修館書店、1993 他
廣田彰・飯野佳孝;目でみるバトミントンの技術とトレーニング、大修館書店、1994 
清水良隆・紺野 晃編;ニュースポーツ百科、大修館書店、1995  他

テキスト

<身体運動学実習資料集>

簡易栄養チェック用ソフト

<簡易栄養チェック用ソフト>

時間割

時間割表(スポーツ種目と担当教官)


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