7. パソコンの内部構造とデータ構造（未完成）

エクスプローラーの起動法：

• 方法1： タスクバー上のアイコンをクリック（アイコンが無ければ不可）
• 方法2： 「スタート」ボタン上で右クリック→メニューから「エクスプローラー」を選択．
• 方法3： ［Win + E］．

7.1 ドライブ，フォルダとファイル

• ドライブ： 記憶装置などのハードウェアに対応．Cドライブ，Dドライブ...という風にアルファベットを付けて呼ぶ約束になっている．
  （A・Bドライブは，かつてフロッピーディスクドライブが割り当てられていました．現在ではフロッピーディスクは絶滅しましたが，ファイル保存に相当するボタンのデザインに名残をとどめていることがあります）
  ■以下のドライブに対応するアイコンをエクスプローラーで確認せよ．
  • ハードディスクドライブ（Hard Disc Drive, HDD） ・・・ HDは磁気ディスクの一種で，主にデスクトップパソコンで最も中心的な役割を担う記憶装置．Cドライブは通常HDドライブで，OSはここにインストールされている．実習室のパソコンではCのみHDドライブ（市販のパソコンの大半と同じ）．
  • ソリッドステートドライブ（Solid State Drive, SSD） ・・・ 主にノートパソコンにおいて，HDDに代わって用いられるようになった記憶装置．容量当たりの価格はHDDより高いが，小型で振動に強い等のメリットがある．

  【注意】：大学のパソコンにおいては，原則として ファイルはすべてUSBフラッシュメモリ等の外部記憶メディアに保存すること． 作業用一時的なファイルの置き場所が必要なときはCドライブの「ドキュメント」を利用せよ．ただし教養部のパソコンにおいてはCドライブはHDD保護ソフトによって保護されているため，再起動すると保存ファイルが消えてしまうことに注意．

  • 光学ディスクドライブ ・・・CD，DVD，Blu-ray等の光学ディスクを扱うドライブ．Dドライブが割り当てられることが多い（HDD・SSDが複数あればE以降に繰り下がる）．
  • ネットワークドライブ ・・・ ネットワークにより実現される仮想ドライブ（実体は別のパソコンやサーバ内のHDDなど）．OneDrive, Google Drive等のクラウドストレージもこの一種．
  • その他・・・USBメモリ等のUSB接続機器は，接続すると新しいドライブとして表示される
• フォルダ： 記憶装置内の仮想的な"入れ物"．フォルダの中にフォルダを作りができ，階層構造をなす．ディレクトリと呼ばれることもある．
• ファイル：コンピュータが１度に扱うデータの塊．
  • フォルダ内のファイルをクリックして選択すると，そのファイルの詳細情報がウィンドウ左側に表示される．
  • フォルダを開くと，通常「大きいアイコン」で表示されることが多い．「表示」メニューから「詳細」を選択すると，ファイルのサイズ，種類，更新日時などの情報をウィンドウ内に一覧表示させることができる．
    ■「表示」メニューから「詳細」を選択し，どのように表示されるか確認せよ．
  • 拡張子・・・ ファイル名の末尾に付加される，ファイルの種類や対応するアプリケーションを表す文字列．アルファベット1～4文字（多くは3文字）で，「.***」の形で付く．Windowsの初期設定では拡張子を省略したファイル名が表示されているので， 設定を変更して表示させること！
    ■［拡張子表示の方法（Windows11の場合）］
    ウィンドウ上部の「表示」をクリックしてプルダウンメニューから「表示」を選択し，「ファイル名拡張子」にチェックを入れる．
    ★拡張子の情報は重要です．各自のパソコンにおいて，必ず上記の設定変更を行うこと ．
    代表的な拡張子：
    • 「.txt」（テキストファイル）
    • 【要注意】「.htm（または.html）」（HTMLファイル）← 同じファイル形式に対して複数の拡張子が混在！
    • MS Officeのファイル：
    • 「.doc」（旧MS Wordファイル），「.docx」（Word2007以降）
    • 「.xls」（旧MS Excelファイル），「.xlsx」（Excel2007以降）
    • 「.ppt」（旧MS PowerPointファイル），「.pptx」（PowerPoint2007以降）
    • 「.exe」（アプリケーション実行ファイル）
    • 「.pdf」（PDFファイル）
    • 画像ファイル ： 「.jpg（または .jpeg ）」（JPEGじぇいぺぐファイル），「.png」（PNGぴんぐファイル），「.gif」（GIFじふファイル），「.bmp」（ビットマップ形式）
    • それぞれのファイル形式の特徴や用途を調べておくこと．
    • 動画・音声ファイル： .mp4, .avi, .mov, .flv, etc. （以上動画），.mp3, .wma, .aac, .wav, etc.（以上音声）
    • 目にする機会が多そうなものを並べてみただけです．必要に応じて調べましょう．
    • 「.zip」（zip圧縮ファイル）
    • 「.py」 ： プログラミング言語Pythonのスクリプトファイル．
    • 「.ipynb」 ： JupyterNotebookやGoogleColaboratoryで使用するPython用のファイル．
    • 「.csv」（CSVファイル）
      • CSV = Comma-Separated Values. テキストデータをカンマで区切ったデータ形式．
      • Excelやプログラミング言語でのデータ読み込みに利用されます．．

7.2 データ量の単位★要注意★

• 　1bit（ビット）＝2進数の一桁分の情報，すなわち0または1．
• 　8bit＝1B（バイト），
• 　2¹⁰＝1024B ＝ 1KB（キロバイト）←正しくは「KiB（キビバイト）」，
  　　　　 1024KB＝1MB（メガバイト）←正しくは「MiB（メビバイト）」，
  　　　　 1024MB＝1GB（ギガバイト）←正しくは「GiB（ギビバイト）」，
  　　　　 1024GB＝1TB（テラバイト）←正しくは「TiB（テビバイト）」

7.3 外部記憶メディア利用法（未完成）

• ■USBフラッシュメモリ（USBメモリ）をUSB端子に差すとタスクバーに「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンが表示されることを確認せよ（右の方に隠れていることが多いです）．
• 電源が入ったまま抜く場合は「安全な取り外し」の操作うことが必要．
  ★Windows10の途中から仕様が変わり，初期設定の状態では「安全な取り外し」の操作を行わずとも，ほぼ安全に取り外せるようになりました． ただしUSB機器とパソコン側のデータのやり取りが行われている状態で取り外せばトラブルが生じる可能性はありますので，USBメモリ内のファイルを閉じて関連するアプリケーションを終了させた上で取り外すようにしましょう．
• USB = Universal Serial Bus の意味も確認しておきましょう（パソコンに周辺機器を接続するための規格の1つ）．
  ★USBは様々な機器で用いられているので， 「USB」単独では決して「USBフラッシュメモリ」の意味にはなりません！ 省略し過ぎないように（慣習として通じるかどうかとは別問題です．携帯電話のことを「ケータイ」と省略しても多くの場合通じますが，公的な文書等で使ったらかなり違和感があるでしょう）．

7.4 ファイル操作

• ファイルのコピー
  • 方法１：クリックして選択→「コピー」→「張り付け」
    【注意】「コピー」，「貼り付け」の方法はそれぞれ(1)ツールバー上のボタンをクリック，(2)ショートカットキー利用，(3)右クリックメニューから選択 の3通りずつある（文字編集の場合と同様）
  • 方法２：コピー元ののウィンドウからFDへアイコンをドラッグする（ドラッグ＆ドロップ）
    【注意1】同じドライブ内のフォルダ間でドラッグ＆ドロップを行った場合，ファイルはコピーされず，移動するだけ（例外は【注意2】のケース）．
    【注意2】同じドライブ内のフォルダ間でアプリケーション実行ファイル（拡張子が「exe」）をドラッグ＆ドロップで移動させようとすると，元のファイルはそのままでドロップ先にそのアプリケーションのショートカットが作成される．
• ファイルの削除，移動 ・・・ コピーの場合と同様．
• フォルダの作成
  • 方法１：「新規作成」をクリック →「フォルダ」を選択．
    
  • 方法２：ウィンドウ内のアイコンがない部分で右クリック → 「新規作成」→「フォルダ」
  【注意】名前を入れそこなうと「新しいフォルダ」という名前のフォルダが作成される（名前の部分をクリックして変更可能）．
• ショートカットの作成（未完成）
  • 方法１右クリック→「その他のオプションを確認」→「ショートカットの作成」
  • 方法２（デスクトップに作成する場合）右クリック→「その他のオプションを確認」→「送る」→「デスクトップ（ショートカットを作成）」