フランス語 a・c 文法    担当:中島ひかる

開講日

水曜2限:保健衛生学科・口腔衛生学科
水曜3限:医学科・歯学科

授業の概要 (Outline of content and teaching method)

フランス語を初めて学ぶ人を対象とし、1年間で基礎的な文法を身につけ、簡単なテクストが読めるようになることを目指します。フランス語は週2回開講されていますが、そのうち水曜日のa・cの授業は文法規則の説明と演習が中心になります。b・dで行われる会話や作文の基礎になるのは文法の知識ですので、フランス語全体の構造がわかるように体系的に説明します。ただし、説明を聞いているだけでは語学は身につきません。説明の後、それに関連した演習問題を解いてもらうことで、知識の定着をはかりますので指示された問題については、辞書を引き、問題を解く過程で自らフランス語を書いてみることが大切です。

到達目標 (Objectives)

  1. 基本単語の意味と綴りを身につける。
  2. フランス語の基本構造を理解して、中級程度の文章が読めるようになる。

授業計画 (Schedule)

主な内容は以下の通りで、この順番に進めます。項目ごとに練習問題がありますので、文法説明の後、宿題としてやってきてもらい、それを授業中に添削しながら理解の不十分な箇所を次回にもう一度重点的に解説します。

0)アルファベ・発音  1)名詞、冠詞、形容詞、主語人称代名詞と動詞être
2)動詞avoirと第一群規則動詞、否定文   3) 所有形容詞、冠詞の縮約  4)疑問文、疑問副詞、非人称構文
5)第二群規則動詞、関係代名詞1、疑問形容詞   6)代名動詞、強勢形人称代名詞   7)比較1
8)比較2、部分冠詞   9)近接過去・近接未来、中性代名詞y   10)疑問代名詞   11)強調構文
12)目的語人称代名詞   13)複合過去   14)半過去、中性代名詞le   15)大過去、中性代名詞en
16)単純未来   17)現在分詞・ジェロンディフ、条件法   18)接続法   19)条件法現在
20)前未来、条件法過去、関係代名詞2、話法

教科書の2課以降は基本と応用に分けられていますが、応用編のなかからは適宜選択して説明します。また理解の程度を見ながら進度を調整しますので、クラスによっては、15)以降については扱わない項目も出てくる可能性があります。

成績評価の方法 (Grading scheme)

年2回の定期試験の平均点で評価しますが、原則として前期・後期とも50点以上の得点が必要です。
授業中の演習への積極的な参加は平常点として考慮し、定期試験の成績に加味します。
出席が3分の2に満たない学生には、定期試験・再試験の受験を認めないことがあります。

教科書および参考書 (Textbooks and materials)

La Grammaire Active du Français グラメール・アクティーヴ  
             大木充、西山教行、ジャン=フランソワ・グラヅィアニ   朝日出版社

代表的な仏和辞書を挙げておきます。
辞書については第一回目の授業で概要を紹介しますが、仏和辞典は必ず購入してください。
電子辞書を買うならクラウンではなくプチ・ロワイヤルの入ったものを推薦します。早くひくには電子辞書が便利ですが、ひいたとき全項目が一覧できる紙の辞書が使いやすい場合も多いと思います。


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