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カンファレンス


==剖検のご案内==
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受付時間
月〜金: 9時〜17時
土: 9時〜15時
受付方法
病理部受付(内線5661)へ電話で申し込む、あるいは直接病理部(B棟5階)へおいでいただき、申し込み用紙に必要事項を記入する。夜間等、病理部にスタッフが不在の場合は、廊下のホワイトボードへ記載しておく。
受付後、当日の剖検担当医から、担当臨床医に剖検開始時刻などをご連絡します。
土曜は担当者が常時病理部に待機できない場合があるので、病理部廊下のホワイトボードに記載された連絡先をご確認ください。
受付時に 必要な事項
患者ID、患者氏名、年齢、臨床科、担当医連絡先(ポケットベル等)、臨床診断、
感染症(肝炎、梅毒等)の有無、開頭許可の有無
コンピュータ登録のため、患者IDは必ずお知らせください。
「脳」に対して他の臓器とは異なる特別な感情をお持ちの遺族もおいでになります。脳の検索(開頭)が必要と思われる症例については、必ずご遺族に説明し、許可を頂いておいて下さい。
  剖検の流れ
申し込み(電話または直接病理部へ)

担当病理医と開始時刻打ち合わせ(電話で)

臨床経過・問題点を説明(剖検室)

剖検

剖検の翌々週、火曜午前(臨床・病理双方の担当医間で連絡を取り、
日時を確認してください)

マクロコントロール・ブレインコントロール: 肉眼診断書発行

剖検後およそ6ヶ月以内、火曜午後(約3ヶ月ごとに予定表を各科医局
あてにお送りしてい ます。出張中の方などにも連絡をお願いします)

CPC(臨床病理検討会): 検討内容を踏まえて最終診断書発行




==生検・手術材料受付のご案内==
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受付時間: 月〜金 9時〜17時
  紛失などを防止するため、できるだけ上記時間帯にお持ちください。申し込み用紙と検体(数は合っていますか、検体容器にも名前は書いてありますか)を確認の上、所定の位置に置いてください。
生検診断がなされるまでの流れ
  病理部に検体を提出してから、どのくらいで診断は出るのでしょう?標本作製、診断書発送までの流れを簡単にまとめてみました。患者さんへの結果説明の日程や、問い合わせの参考にしてください。

消化管生検など小さな材料で約1日固定します。固定不十分な検体からは十分な情報が読み取れない場合があります。そのため生検日の午後病理部へお持ちいただいた材料は、翌日の受付、検体処理の開始となります。


組織中の水分をアルコール、クロロホルム、パラフィンと置換してゆく過程です。材料によっても所要時間は異なりますが、消化管生検材料などは一晩かけて行います。


高温で溶解したパラフィンを含んだ組織をパラフィンとともに冷やし固めて「ブロック」とします。それを3ミクロンの厚さに薄切(はくせつ)し、スライドガラスにのせてゆきます。それらはひとつひとつ熟練した技師の手作業によって行われます。


ガラスに載った薄切切片からパラフィンを取り除き、染色を行います。通常はヘマトキシリン・エオジン(HE)染色を行います。必要に応じて様々な特殊染色を加え、情報を増やします。染色が終わった切片には封入剤とともにカバーガラスがかけられ、標本は完成です。
以上をまとめると
生検(第1日)
受付、包埋開始(第2日)
包埋完了(ブロック作製)、薄切、染色、封入(第3日)

 最短では生検の翌々日の夕方には標本が完成することになります。 ただし、金曜の生検では、受付が月曜、標本完成は火曜夕方となります。

 この後、病理医による検鏡、診断書作成となります。通常、大学院生により診断原案が作成され、認定病理医が指導・添削、その後教授、助教授による検閲を経て最終報告となります。最終報告書は技師により整理・照合・コンピュータ登録がなされ、メッセンジャーを介して、各科外来・病棟へ配布されます。
 この過程には通常2〜3日を要しますので、生検後結果がお手元に届くまでには約1週間は見ていただきたいところです。週末や祝日をはさんだ場合あるいは診断困難例の場合はさらにお時間を頂く場合があります。
 特にお急ぎの場合、標本完成後すぐに認定病理医が検鏡し、結果を口頭でお伝えすることも可能です。必要な場合は病理部副部長あるいは病理部医師にご相談ください。状況を判断の上、出来るだけ対応いたします。また移植における拒絶反応の判定などの場合、さらに短時間での標本作製が可能な場合もありますので、前もってご相談ください。

手術材料など、病理医による肉眼的観察とそれに基づく標本のサンプリング(「切り出し」と呼んでいます)が必要な検体については、上記(切り出しの必要のない生検材料)の場合より、時間を要します。



==細胞診材料受付のご案内==
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受付時間: 月〜金 9時〜16時
16時までにお持ちいただいた検体はその日に処理しています。それ以降の材料は病棟等の冷蔵庫に保管していただき、翌日ご提出ください。
やむを得ぬ事情により16時を過ぎて検体を提出する必要がある場合は、必ず細胞診担当者または病理部副部長にご相談ください。  
細胞診に関するお問い合わせは内線7210まで。細胞検査士が対応いたします。



==カンファレンス==
臨床・病理カンファレンス
当科では解剖例の全例を臨床病理症例検討会(CPC)で供覧し、病理医全員、臨床担当医で十分な討論を行って後、最終報告書を提出している。年間40回、毎週火曜日15:00-17:00まで2例から3例を検討している。 生検・手術材料については消化器病理合同検討会(第3木曜日18:30)、泌尿器病理合同検討会(第1月曜日18:30)、脳外科病理合同検討会(第3月曜日18:30)、婦人科病理合同検討会(第2月曜日18:30)にて毎月一回既報告の問題例について臨床各科と再検討を行っている。


















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