生体医歯工学共同研究拠点

東京医科歯科大学でバイオセンサの実習会を開催

 拠点活動の一環として,若手研究者の学際領域での育成等を目的に電界効果トランジスタを利用したバイオセンサの製作,評価を毎年,実施しています。本年度は8月26日(月)から29日(木)に東京医科歯科大学生体材料工学研究所で実習を行いました。旅費や宿泊費は拠点から拠出し,特に学生が参加しやすい環境を提供しています。
 本年度は,大阪府立大学,東京工業大学,広島大学から4名の研究者が参加しました。実習では,イオン感応性電界効果トランジスタの動作原理を理解した後, Ag/AgCl電極の作製,電位計測,データ解析,酵素反応の評価まで行いました。原理の理解から実際のデバイス試作・評価まで短期間に進め,実際に体験しないとノウハウを習得しがたい電気化学系の実習は貴重な体験になったと思われます。
 本拠点の広島大学でも同様の実習を毎年,行っています。今後も生体医歯工学分野を開拓していく若い世代の育成に今後も取り組んでまいります。

バイオセンサ実習