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がん看護専門看護師(宇尾野舞さん)合格しました。NEW
2011.12.19
ホームページをアップしました。NEW
2011.12.19
研究内容をアップしました。NEW
2011.12.19
22年度の実績を最近の実績のページにアップしました。NEW

在宅ケア看護学分野のホームページへようこそ

当分野は、施設医療からの移行期、在宅ターミナルに至るまでの訪問看護についての教育と研究を行っています。また、大学院教育では、がん看護専門看護師教育課程の認定を受け、複雑な問題を持つがん患者・家族への卓越した専門能力を持つがん看護専門看護師の育成に取り組んでいます。

最近の研究内容

1.がん患者、家族の診断・治療期における苦悩や治療後の生活の再編成の様相と援助

がんとともに生きる人々への看護援助を導き出すため、当事者の視点から、診断・治療期に人々がどのような思いを抱えているのか、また社会生活を営む上で身体の変化にどのように向き合っていくのか、治癒の望めない患者や家族がどのような経験をしているのかを質的帰納的方法を用いて明らかにする調査をしています。このような人々の経験の構造化から、専門的な看護援助を探る研究を行っています。

2.病院から在宅への移行期における緩和ケア

病院から在宅ターミナルケアへの移行期における施設間連携の強化は、近年の在院日数短縮化等の影響を考慮すると、利用者・家族の身体的・精神的負担軽減や再入院の予防等においてとても重要です。現在行っている研究では、病院から在宅ターミナルケアへの移行期における施設間連携の効果を明らかにすることを目的にしております。それはケアの質保証の観点、および利用者・家族の在宅療養の早期安定とQOLの向上において、意義ある連携方法を提案するために必要であると考えています。

3.高齢者への在宅ケアの充実

急速に進む高齢化と介護保険制度の浸透により、高齢者が自宅で他者による援助を受ける機会が増えています。しかし、その中で提供される援助は、必ずしも高齢者が望むものではなく、援助の拒否など困難事例も少なくないのが現状です。良好な援助関係を形成し、高齢者がより良い環境で生活できることを支えるために、高齢者自身の主観的な経験を明らかにし、看護援助を導き出す研究を行っています。

研究支援活動

本学医学部附属病院の看護部と連携し、臨床研究のお手伝いをしています。また、他の都内専門病院や地域病院の研究支援も行っています。