歯科衛生士が主体となり、う蝕および歯周病等の口腔疾患の予防と歯周治療やインプラント治療後に、良好な状態を保つためのメインテナンスを行っています。生涯を通じてお口の健康を保つために、予防の専門家である歯科衛生士が患者さんの生活習慣および口腔内の状態を詳細かつ正確に把握します。その情報を基に個々の患者さんに適した口腔保健指導(プラークコントロール指導、食生活指導、生活指導など)と専門的な処置(歯石除去、機械的歯面清掃、フッ化物塗布)を行います。
重度の歯周炎に罹患し、このままでは多数の歯を抜歯しなければならないと診断される場合が多々あります。しかし、このような場合でも、歯科医師による歯周治療を受け、さらに長期にわたり定期的に口腔ケア処置を行った結果、多くの歯を保存できた例も少なくありません。
さらに、扁平苔癬、白板症、天疱蒼などの口腔粘膜疾患やシェーグレン症候群などが原因となりドライマウスを有する患者さんに対しても、口腔の状態を改善し、症状の緩和を支援するよう歯科予防処置・口腔保健指導を行います。