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研究部門・分野紹介

病態制御科学研究部門

Advanced Pathophysiological Science

部門長あいさつ

難治疾患とは、病因や病態形成機序が不明であり、有効な予防法や治療法がない疾患の総称です。病態制御科学研究部門では、難治疾患の病因・病態形成機序の解明を通じて、生命現象の基本メカニズムの理解を深めるとともに、新たな診断法、治療法、予防法の開発を行っています。 本研究部門は現在5つの分野から構成されており、指定国立大学に認定された本学の重点研究領域「難治疾患研究」「口腔科学研究」に貢献しています。
部門長 樗木 俊聡

本分野では、生体内の様々な機能分子の破綻が難治疾患を引き起こすメカニズムを研究しています。分野を代表する研究としては、PINK1 やParkinがユビキチン化を介して損傷ミトコンドリアをオートファジー分解に導く仕組みを解明し、このプロセスの破綻が遺伝性潜性パーキンソン病の発症につながることを提唱してきました。これからも、ユビキチン依存性オートファジー・アミノ基の翻訳後修飾・オルガネラ品質管理・マイトファジーなどをキーワードに据えて、遺伝性潜性パーキンソン病を含む難治疾患の発症メカニズムを研究していく予定です。


「生体の防御と恒常性維持の統合的理解」に焦点をあて、免疫細胞や組織幹細胞の分化や機能を解明することを目的にしています。主として、樹状細胞・マクロファージ・ミクログリアなどのミエロイド系細胞や、血液・腸・皮膚・舌・食道・腸などの幹細胞や癌幹細胞を研究対象として、難治性疾患の病態解明と予防法・治療法の開発を目指しています。


神経変性疾患(特にポリグルタミン病、アルツハイマー病、非アルツハイマー型認知症、運動ニューロン疾患)および精神発達遅滞(特にPQBP1 異常症)の分子病態を解明し、これらの神経難病の治療法を開発します。また、治療応用の観点から神経幹細胞の分化機構を解析します。


本研究室の最終目標は、記憶・学習などの脳高次機能および機能異常の機構を、分子・細胞・個体レベルで明らかにすることです。そのため、様々な遺伝子改変動物を作成し、特定の分子・細胞の機能および機能異常がどのように動物の個体レベルでの行動および行動異常に反映されるかを解明しています。その成果を基に、精神神経疾患の新規診断法・治療法の開発を行っています。


生体を構成する細胞は、外的環境の変化に応じて、様々な応答を示します。特に、強いストレスが加わった場合には、生体内で生じる「ゴミ」を適切に処理するために、複数の細胞機能が活性化します。当研究室では、(1) 細胞レベルのゴミ処理機構であるオートファジー、(2)臓器レベルのゴミ処理機構である細胞死、並びに(3) これらの細胞機能を支えるオルガネラの特異的反応を解析しています。また、これらの知見を基盤に、生命の動作原理解明を目指します。