1.サンプル調整
+
+
=
となるように、PCR用0.2ml tube(8連、12連tube不可)または96穴プレートに分注してください。サンプル数が概ね32を超える場合には、出来るだけプレートも用いて下さい。96穴プレートには、サンプルを縦に8サンプルずつ、間を空けないで入れてください。
*ゲノム解析室で、これらにBigDye Terminator Reaction Kitを 5×Sequencing Bufferで1/8に希釈したものを8.0μl加え、final volume 20μlとして、シークエンス反応を行います。
2.Template量およびPrimer量の目安
Template | Quantity |
PCR product | |
100-200bp | 1-3ng |
200-500bp | 3-10ng |
500-1000bp | 5-20ng |
1000-2000bp | 10-40ng |
> 2000bp | 20-50ng |
Single-stranded | 25-50ng |
Double-stranded Plasmid |
150-300ng |
Cosmid, BAC | 0.5-1.0μg |
Bacterial genomic DNA | 2-3μg |
Primer | 3.2 pmol |
3.蛍光試薬
反応には、Applied BiosystemsのBigDye Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit, BigDye Terminator v3.1 Cycle Sequencing Kitまたは dGTP BigDye Terminator Cycle Sequencing FS Ready Reaction Kitを1/8に希釈して用います。
※Large DNA(Cosmid,BAC等)の場合には、BigDye V3.1を希釈しないで用い、PCRを60cycles行います。
それぞれの試薬の特徴は以下の通りですが、原則として初めてシークエンスを行う場合には、BigDye v3.1の使用をお勧めします。
・BigDye v1.1
未反応のdyeの信号により、40bp付近が前後10bp位読めないことがあります。Top heavy(始めは信号が強いが、だんだん弱くなる)になり易い。
・BigDye v3.1
未反応のdyeの信号により、80bp付近が前後10bp位読めないことがあります。GC-, C-rich Templateでもv1.1に比べ読みやすい。
・dGTP BigDye
GT-、G-richおよび2次構造をとる Template用
※一部読みにくくなる箇所がありますが、v1.1やv3.1で読めない配列が読めることがあります。
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