歯と骨の分子破壊と再構築のフロンティア拠点を掲げる本研究拠点の形成の目的は、世界のトップの研究拠点としての本学における硬組織、運動器の研究拠点を5年間に渡り研究拠点活動を推進し、世界的な先端研究の発信を続けるとともに、次世代を担うリーダーとなる若手研究者を養成し、さらに未来のわが国における本研究領域の指導的人材を大学院生として育成する事にある。 超高齢化社会に、史上まれに見るスピードで突入するわが国においては、歯牙の喪失や骨疾患・関節疾患により、多大な社会医療経済学的な負担が急激に増大しつつあり、また、これらの疾患はQOLの維持のみならず生命予後にも関わる国民の健康上の大きな問題となっており、本領域の疾患に対する一層の研究の推進の必要性が極めて高い。本学においては、歯と骨の領域における世界的な研究者が有機的な研究を展開する集団を形成しているとともに、これまでの人的並びに知的かつ技術的な高いレベルの研究基盤の蓄積をもっており、これを有効に生かし、研究を推進する研究教育拠点を形成する。