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北嶋繁孝教授からのメッセージ Message

 「ゲノム情報はあらゆる生命の設計図〜挑戦する心と想像力ある若者よ、来たれ」

CEO
 遺伝生化学分野は、難治疾患研究所のゲノム応用医学部門に属します。大学院は、医歯学総合大学院・先端医療開発学系・遺伝子機能医学および大学院生命情報科学研究部ゲノム構造制御研究室の分野として、大学院生の教育と指導を行っています。
 ゲノム情報はあらゆる生命の設計図であり、ゲノム構造はヒトをはじめ様々な生物で明らかにされています。それらの情報は発現されて始めて機能を発揮しますので、遺伝情報を取り出す過程、すなわち遺伝子発現の制御の仕組みを明らかにすることはとても重要なことです。ヒトにはおよそ3万弱の遺伝子が存在し、転写因子の遺伝子は2000前後だとされていますが、転写因子は、遺伝子発現の制御を介して様々な生物機能をコントロールするキープレイヤーです。転写因子のパワーは、4種類の転写因子が細胞の発生をさかのぼりさせiPS細胞を作成できたことからもわかるかと思います。そして、転写因子の働きと遺伝子発現制御を理解すれば、生物現象のシンプルで美しいモデルが描け、その結果、より高次な生命現象や原因不明の疾患も理解できるはずです。
 遺伝生化学教室では、このような観点から、生物機能とその異常を遺伝子の発現、特に転写制御の視点から理解しようとしています。具体的には、転写サイクルとその近傍の因子の異常によっておこる疾患の研究、細胞運命を制御する転写因子と病態(特に発がん、がん抑制、抗がん剤)との関わり、遺伝制御におけるクロマチン制御やリボソーム発現制御を研究課題として、難治性疾患克服に貢献したいと考えています。

 
教室は、3人のスタッフ、秘書、それと学生諸君によって運営されています。学生諸君の卒業後は、臨床診療や研究に携わっている人、アメリカやイギリスでポスドクや研究職、教授職を得ている人、国内の研究所や企業に勤務している人など様々な道で活躍してくれています。これらの方々が社会で活躍してくれるのも、我々の誇りであり喜びでもあります。遺伝生化では、出身学部を問わず学習、研究の意欲に燃えた若者を募集しています。特に、「柔な秀才ではなく、何事にもへこたれない挑戦する心と他者に思いを馳せる想像力に富む若者」の参加を期待 しております。いつでも、研究室を訪ねて下さい。

【北嶋繁孝・プロフィール】1977年 九州大学医学部卒業
 1982年 九州大学大学院医学研究科博士課程修了
テキサス大学サウスウエスタン校ポストドク、
エール大学リサーチアソシエート、東京医科歯科大学大学助手、助教授、九州大学医学部助教授を経て、1996年より現職

  

【連絡・問合せ先はこちら】

東京医科歯科大学 難治疾患研究所 遺伝生化分野
教授・北嶋 繁孝(きたじま しげたか)
   
 〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45  e-mail: kita.bgen@mri.tmd.ac.jp