芝区愛宕町に設置された医術開業試験場は1897年、麹町区永楽町一丁目2番地に移転し、1899年、東京医術開業試験附属病院を附設して永楽病院と称した。 1915年に島峰徹先生は、永楽病院の歯科医長に就任され、その後、東京医科歯科大学の前身である東京高等歯科医学校校長及び東京医学歯学専門学校初代校長を歴任された。 永楽病院の歯科は、永楽病院が東京帝国大学附属病院小石川分院に移管する際、独立して文部省歯科医術開業試験附属病院(文部省歯科病院)となり、1918年、神田区錦町の地に移転した。

1897