図7−4 求心性の単一シナプス部の斉射により引き起こされた、ネコ脊髄運動 ニュ−ロンの興奮性シナプス後電位の記録。二連式ガラス毛細管電極を用いて細 胞内記録した。二番目の電極を通じて膜に電流を流し、膜の静止電位をそれぞれ の記録の左にある電位(単位mv)に固定した。記録の左に示した電位は、細胞 膜の外に対する内の電位差を表す。上向きの変化が脱分極で、静止膜電位は −66mv。膜の静止電位が−42mvと−60mvの時、興奮性シナプス後電 位は活動電位を引き起こしたが、それ以外の静止電位の時には起こらなかった。 膜電位を0を越えて正とすると、興奮性シナプス後電位は逆転した。(Coombs ら)