図6−8(A)  神経筋接合部での、自発的微小終板電位。この記録は、細胞内記録により得た。 A:微小電極を、カエル神経筋接合部の筋線維に刺した。B:電極を、同じ筋線 維上でAが刺した場所から2mm離れた所に刺した。上図は、掃引速度をゆっく りにして、増幅度をあげて記録した。下図は、神経刺激に対する反応で、掃引速 度を速く、増幅度を下げて(キャリブレーション:50mv,2msec)記録 した。掃引開始時に神経を刺激すると、Aでは初めに階段状の終板電位が見られ る。Bでは2mmの距離分の遅れをもって、活動電位波形のみが見られる。この 図は、自発的活動は神経筋接合部に限って見られることを示している(From del Castillo and Katz, 1956.)。