図6−6 筋の終板部に対する、細胞外と細胞内へのアセチルコリンの適用。 A:アセチルコリンの詰まったマイクロピペットを終板部の外に置き、電気泳動 的にアセチルコリンを適用した。アセチルコリンの適用は、トレースaに見られ るような脱分極を引き起こした。拡散の遅れののちに脱分極の程度は上昇し、2 つのスパイクが出たときには、程度は最高値だった。AとBの記録の間に、アセ チルコリンをつめたピペットを筋線維に入れた。外向きパルスは小さな電気緊張 性電位を引き起こしたが、スパイク電位は生じなかった[del Castillo, J., and Katz,B.(1956) Progr. Biophys.,6, 122.]。