図5−9 有髄神経線維に出入りする電流。  一本の有髄神経線維が、2つの空気の隙間によって3つに仕切られた細胞外液 の中を通っている。活動電位が伝導していく間の放射電流、あるいは膜電流を、 抵抗器Rを通して電圧降下として測定した。A:ランヴィエ絞輪は、区分2の中 にある。最初の歪みは、脱分極時の外向き電流を表し、続いて、Naイオンが絞 輪部に入る時の内向き電流があった。B:絞輪部にはさまれた部分が区分2の中 にある。外向き容量電流のみが見られる。(After Tasaki,1959)