全国の医学部医学科にアンケート調査をおこなった(2008年)。アンケートのフォーマットについては、教育委員の所属大学の実情を事前に調べ、これを基に日本全国の寄生虫学・医動物学の実態が分かるように工夫をした。
医育機関名簿によると、日本の医学部は80校あり、そのうち寄生虫学・医動物学の名称を持つ小講座・分野は、約28校(80年代には約57校であった)であり、寄生虫学・医動物学プロパーの人材が教授として在任するのは、2008年現在、約27校である。寄生虫学・医動物学プロパーの専任の教員が在任するのは、約45校である。
アンケートの送付は、教育委員会がeメールで連絡がつく場合にはeメールを用い、それ以外の場合には、大学の教務課あてに郵送をした。