● 成田検疫所で翻訳提供されていた情報については【こちら】をご覧ください。
● 2006年11月21日以前のProMed情報については【こちら】を参照してください。
● 本家,ProMed mailのHomepageは【ここ】です。
ビクトリア湖北部に位置するJinja地区に住む住民の65%以上がビルハルツ住血吸虫症の感染に曝されている。同地区の熱帯病調整官であるGilbert Bayenda氏は先週(4 Apr 2011)次のように語った。「感染は子供達に多く見られるが、治療をいやがるため、事態が悪化している」
ビルハルツ住血吸虫症は寄生虫感染症で、プラジカンテルによって駆虫することができる。「住血吸虫症対策プログラムによって、この病気に対する啓蒙と感染リスクを抑えるための無料のプラジカンテル投与年間計画が子供や成人に向けに提供されている。しかし、この予防内服を行っているヒトの割合は42%と低い。これは、村内で我々が配布している薬を子供達が拒否しているからで、感染率はなお65%と高いままである」同氏はと語った。
【ProMed編集部の注釈】
Jinjaはウガンダの首都カンパラの東に位置する町で、ビクトリア湖の北の沿岸にある。以下のURLから正確な地図を見ることができる。http://healthmap.org/r/0Gsz
この地区は、マンソン住血吸虫についても高度流行地であり、最近の調査では住血吸虫症と社会経済状態との間には明確な相関関係があることが示されている (Muhumuza S et al: Association between socio economic status
and schistosomiasis infection in Jinja District, Uganda. Trop Med Int
Health. 2009; 14(6): 612-9,