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 当院の超音波ガイド下末梢神経ブロックについて

 ブロックチームの山本寛人です。


 麻酔法の大きな変革はこれまでも色々ありましたが、全身麻酔における近年の最も大きな変化は、2007年のレミフェンタニルの発売でしょうか。この超短時間作用性オピオイド鎮痛薬の登場で、全身麻酔における薬剤の使用法は劇的に変化しました。

 全身麻酔以外に目を向けると、やはり超音波ガイド下末梢神経ブロック(以下US-PNB)の普及は非常に大きな変革です。この手法の普及により、最重症患者で全身麻酔を避けることができたり、強力な術後鎮痛を実践できたりと、安全な麻酔管理の幅が広がりました。ターゲットとなる神経の描出や穿刺といった技術面や、合併症の知識・対応など、術者が学ばなければいけない項目はたくさんありますが、当院にもUS-PNBを専門としているメンバーが複数在籍しており、困った時の対処や、基本的なことの指導は専門メンバーで引き受けていますので、臨床的・学問的に確実な環境でUS-PNBを実践できます。一方、US-PNBはもはや一般的な手技になっていることも考慮し、メンバーを制限せず皆で担当し、裾野を広げています。 

全人工膝関節術後の大腿神経ブロックの様子
TOKYO MEDICAL AND DENTAL UNIVERSITY