患者さんへ > 手術を受ける方へ
通常、手術の予定が決まると、主治医より手術部に連絡があり、個々の患者さんの情報が麻酔科医に伝わります。その後、麻酔科医による術前診察外来を受診して頂き、それぞれの患者さん固有の麻酔上の問題点を整理し、最終的に麻酔方法を決定し、実際に麻酔・手術に臨みます。なお、緊急手術の場合はこれらのステップが省略されることもあります。お願い |
たばこを吸っている方は手術後の肺炎や無気肺、感 染といった有害事象を起こしやすくなります。手術が 決まったらすぐに禁煙をして下さい。できるだけ長い 期間の禁煙により、こういった合併症になってしまう 確率が下がります。また、電子タバコもタバコに含ま れます。 |
胃の中に食べ物や水分が残っていると、麻酔中に吐 いてしまって気管の中に入り、重い肺炎で命を落とす 危険性があります。麻酔を開始する前の一定時間は、 食べたり飲んだりしないように指示がありますので、 必ず指示を守るようにして下さい。 |
血液をサラサラにする効果のある薬や経口避妊 薬(ピル)を飲んでいる場合、手術前に一定期間 (数日から十数日)休薬しなければならない場合 があります。薬の種類、手術の方式、患者さんの 状態によって休薬の有無や休薬期間は異なりま す。 主治医などに内服薬を聞かれた時にはお薬手帳 などを用いて正確に情報を伝え、休薬の指示があ った場合には必ず守るようにして下さい。 |
風邪等で体調が優れないまま全身麻酔を受ける と、気道トラブル等のリスクが高くなります。気 道トラブルは時に命を危険に晒すことになります ので、手術前の体調管理には気をつけて頂き、も し手術直前等に体調不良を感じた場合は遠慮なく 主治医に相談するようにして下さい。 |
麻酔の合併症について |
TOKYO MEDICAL AND DENTAL UNIVERSITY |