教授からのメッセージ

当教室は3つの目標があります。

  1. 法医解剖を担う人材を養成する
  2. 人材養成については、医師では法医解剖を担当し、鑑定書作成を行う能力を習得すること、非医師では法医解剖を補助し、法医解剖に付随する組織学的検査、薬物検査等を実施できることを目標としています。

  3. 法医学およびその関連領域の研究を進める
  4. 研究については、当教室は中毒学を研究領域としています。具体的には、別ページに紹介していますが、薬毒物によって引き起こされる細胞障害・細胞死について、生化学・細胞生物学的にアプローチを行っています。

  5. 法医解剖業務を遂行する
  6. 法医解剖については、現在、東京23区の火曜日と日曜日、および、茨城県の月曜日の司法解剖を担当しています。年間の解剖数は約100体で、近年、急激に増加しています。全解剖例に鑑定書を作成しています。


[写真]当教室の最大の特徴は、研究と解剖業務のバランスがとれていることです。したがって、高い研究能力を持った法医学者の養成が可能と考えています。また、修士課程の若い学生が毎年入学し、教室に活気があります。当大学は東京都心にあり、典型的な都市型大学であることも特徴です。 現在、異状死の死因究明制度の充実が国レベルで計画されています。平成25年4月から、警察主導の死因究明のための法医解剖が開始され、ますます、社会に対する法医解剖の重要性が高くなります。当教室は、先にあげた3つの目標を実現することによって、社会に貢献していきたいと考えています。

上村公一

ページのトップへ戻る