先導人(せんどうびと)    No.3 玉村教授
国立大学法人東京医科歯科大学 生体材料工学研究所
分子認識分野教授
玉村 啓和
平成17年5月31日 玉村教授の写真

 本年4月より機能分子部門分子認識分野を担当しています。これまで京都大学大学院薬学研究科薬品有機製造学分野において、"くすりを創る"ための基礎研究および教育を行って参りました。研究室では18年間もっぱら、"ペプチドから薬へ"を合言葉にして、抗エイズ薬や抗がん薬、アルツハイマー病治療薬等の宝探しに努めました。

 これからは薬学領域での経験を活かし、先端医療に貢献できる創薬を目指したナノバイオサイエンス研究、ポストゲノムプロジェクトの一つであるケミカルバイオロジー研究および本研究領域における人材育成を行いたいと思います。新天地において新たなサイエンスを開拓しようという意志のもと、研究室をスタートしました。高い志を持った若者と共に研究できる機会を楽しみにしており、新研究室の大学院生、卒研生を募っています。とくに、生命科学志向型の有機化学(化学の力で生命現象を解明したり、機能を制御したりする研究領域)に興味のある人を求めています。そして、いかにサイエンスというもがおもしく、素晴らしいかをともに分かち合いたいと思っています。

 生体材料工学の先端的応用研究を推進する本研究所の存在感を益々強固にするため精進努力する所存です。最後になりましたが、分野ホームページを更新しましたので研究成果や研究内容を是非ともご覧ください。

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