生体システム分野・研究内容

研究内容

人工心臓の応用に関する戦略

補助人工心臓と全置換型人工心臓

●耐久性＞5年
●超小型
●高性能
●拍動流又は無拍動流

遺伝子治療
組織･細胞工学

●心臓移植へのBridge
●回復へのBridge

●再生医療へのBridge
●Destination Therapy or
　永久使用

●心筋の再生
●心機能の回復

　　　

＜研究概要＞

１）日独科学協力事業（日本学術振興会支援）ドイツアーヘン工科大学との共同科学事業として、人工心臓の実用化に向けて、要素技術の開発、人工心臓の動物実験評価、臨床応用、起業化等について共同研究を行うと共に国際交流を土台に国際的医療産業人の養成を行う。

３）小型、体内埋め込み式連続流人工心臓 (Non-pulsatile VAD) システムの開発

５）TAH, VAD共通要素技術の開発研究：

●モニタリングシステム，制御アルゴリズム，

●流れの可視化，流体数値計算，溶血・抗血栓性の評価

●抗血栓性材料の研究，ポンプ素材，人工弁，

●体内埋め込み式拍動流人工心臓に必要な体積補償装置の開発研究

６）生体情報無侵襲計測の基礎的研究，無侵襲計測用センサの開発，臨床応用及び人工心臓流量制御への応用研究

●光生体計測センサの開発：血液及び組織酸素飽和度，ヘモグロビン濃度，血糖

●血圧，心拍出量，自律神経機能

●近赤外光生体計測の基礎的研究

７）人工循環慢性動物における生理の研究

●補助循環下での自己心機能評価法の開発研究

●拍動流と連続流循環による生体反応の研究

●人工心臓の神経・液性因子による制御の研究

●人工心臓循環動物におけるバイオメカニクスの研究

８）組織工学、細胞工学、ナノテクノロジーを用いた新しい生体材料、人工臓器の創製に関する研究

●生体材料の複合化、ハイブリッド材料の開発

●ナノテクノロジーの生体材料・人工臓器創製への応用

●人工臓器のハイブリッド化技術の開発

９）人工臓器の先端的治療法開発への応用研究

●人工循環下自己心機能回復を目的とした新しい治療戦略の研究

●移植、再生医療へのブリッジとしての人工臓器の役割

●人工臓器補助下の遺伝子治療戦略