膠原病・リウマチ先端治療センター

特色

1.膠原病・リウマチ内科、小児科(小児膠原病)、整形外科(成人整形、小児整形)、リハビリテーション科が一体となって診療しています。
内科的治療から外科的治療やリハビリテーションまで対応し、また、小児と成人の垣根を越えたシームレスな診療体制で取り組んでいます。

2.高度な専門性を備えた歯科を含めた全診療科との連携が充実しています。
関節リウマチは歯周病との関連も深く、歯科へのご紹介も行っています。

3.看護師、薬剤師と連携し、外来で相談できる場を提供しています。 病気や薬への疑問、不安などへ対応できるトータルケアに取り組んでいます。その他、必要に応じて、医療福祉の面でもソーシャルワーカーへのご紹介も可能です。

対象疾患(小児発症を含む)

関節リウマチを含めた全ての膠原病を対象としています。また、初発の方だけでなく、他院で難治の患者さんにも対応しています。

主な対象疾患は、関節リウマチ、悪性関節リウマチ、多発性筋炎・皮膚筋炎、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、ANCA関連血管炎(顕微鏡的多発血管炎、肉芽種性多発血管炎、好酸球性肉芽種性多発血管炎)、高安動脈炎、結節性多発動脈炎、巨細胞性動脈炎、川崎病、IgA血管炎、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、反応性関節炎、クローン病や潰瘍性大腸炎に伴う関節炎、SAPHO症候群、掌蹠膿疱症性骨関節炎、成人発症スティル病、ベーチェット病、IgG4関連疾患、好酸球性筋膜炎、抗リン脂質抗体症候群、回帰性リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群、自己炎症性症候群(家族性地中海熱など) 、キャッスルマン病、TAFRO症候群などです。

主な実績

関節リウマチをはじめ、多くの患者さんにレミケード、ヒュミラ、エンブレル、アクテムラ、オレンシア、シンポニー、シムジア、リツキサンなど、生物学的製剤の使用経験が豊富です。 また、新薬の治験、医師主導治験、臨床研究なども数多く行っています。

地域の病院・クリニック(診療所)との診療ネットワークの充実

地域の病院、クリニックと連携し、膠原病・リウマチ先端治療のネットワークの構築を目指しています。 このため、当センターでの診療後、病状が落ち着いた状態(寛解など)になった方は、原則として紹介元や地域の病院、クリニックにご紹介し、治療を継続して頂きます。

ただし、その場合でも定期的に当センターを受診して頂き、経過を確認し、必要であれば治療方針の見直しを行います。このネットワークにより、患者さんは安心して継続的に先端治療を受けながら、通院の大変さや待ち時間の軽減を期待できます。

受診方法

原則、紹介状をご用意いただき、事前予約制としております。

1. 他医療機関からの紹介状をご用意ください。

2. 予約専用電話番号(TEL:03-5803-4655、地域連携室)に電話して頂き、当センターの予約をお取りください(詳細はこちら)。

センター連携病院・クリニックの募集

当センターは、関連病院も含め広い地域の病院、クリニックと連携し、診療ネットワークを構築することにより、地域全体での難病診療のレベルアップを目指しています。

具体的には、センター連携病院・クリニックからご紹介頂いた方は、病状の落ち着いた状態になった後は先生方に定期的に診察頂き、当センターでは1年に1回、経過を確認し、治療方針についてご相談させて頂きます。

また、センター連携病院・クリニックの先生方やコメディカルの方と定期的に勉強会の機会を設け、紹介頂いた患者さんや最新の膠原病・リウマチ診療について情報共有をはからせて頂きます。

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