• 東京科学大学病院 医科(医系診療部門)
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治療内容について

歯周組織再生治療,根面被覆術

歯周組織再生治療

組織再生誘導法メンブレン設置手術

骨吸収部にメンブレンを設置することで
上皮の陥入を防ぎ、歯周組織の再生を促します

費用 178,992-378,070円(1歯あたり)

メンブレン使用例

術前に認められたエックス線写真の透過像が改善しています(矢頭部)。(すべての例でこのような治癒が得られるわけではありません。)。リスクとして、メンブレンの露出が起こる場合があります。また、通常のフラップ手術と同様の副作用が出る可能性があります(術後の腫脹、疼痛など)。

エムドゲイン投与手術

エムドゲイン®歯根面に塗布することで
歯周組織の再生を促します

費用 170,192-344,190円(1歯あたり)

エムドゲイン®使用例

術前に認められたエックス線写真の投下増が改善しています(矢頭部)。(すべての例でこのような治癒が得られるわけではありません)。リスクとして、通常のフラップ手術と同様の副作用が出る可能性があります(術後の腫脹、疼痛など)。

歯周組織再生治療について

治療内容 4mm以上の深さの歯周ポケットで、垂直性骨欠損もしくは根分岐部病変を伴う部位が適応となります。歯肉に切開を入れ、剥離し、歯周病に罹患した根面や骨欠損の掻把を行います。その際に、歯根面へのエムドゲイン塗布、もしくは骨欠損部へのGTR膜の設置により、歯周組織の再生を図ります。骨欠損の形状により、骨移植(患者さん自身の口腔内の骨や人工骨)を併用することがあります。術後には抗菌薬、鎮痛剤、含嗽剤を処方します。通常、1週間後に抜糸を行います。
治療期間・回数 手術は1回・1年間の術後経過観察(観察期間中に1-3か月ごとに定期管理を行います)
術前検査および術後の治癒の確認のためにデンタルエックス線写真を撮影します。症例によってはCT撮影を行う場合があります。
費用 エムドゲイン  170,192-344,190円(1歯あたり)
GTR法     178,992-378,070円(1歯あたり)
リスク・副作用 歯周外科治療後に歯肉が腫れることがあるため、抗菌薬を服用していただきます。 歯周外科治療後の歯肉の治り具合や清掃状態により、術後の歯周組織再生の程度が異なってきます。

根面被覆術

部分的に退縮してしまった歯茎に対して、上顎の歯肉を移植することで審美的な改善を図ります

方法

切開

上顎から歯肉を採取

採取した歯肉を歯肉退縮部に移植

縫合

根面被覆術実施例

上記の方法の通り、局所麻酔後、歯肉を移植し縫合しています。術後、露出していた歯根が覆われています。(すべての例でこのような治癒が得られるわけではありません。)術後1-2週間程度、歯肉を採取した部位が潰瘍になり痛み、移植した部位も同様に痛みがでます。リスクとして、術後の感染、移植片の移動により治癒が阻害されることがあります。

根面被覆術の適否に関しては歯科医師にご相談ください。
費用 143,792-350,130円 (1歯あたり)

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