先端歯科診療センターは各専門診療科で行っている治療を、複数科の歯科医師がチームで包括的に行います
治療内容について
レーザー治療
エルビウム・ヤグレーザーの光は、水への吸収が非常に高いため、熱傷害が極めて少なく、組織の蒸散効果に優れており、歯肉などの軟組織だけでなく、歯や歯根や骨などの硬組織にも応用が可能です。
エルビウム・ヤグレーザーは、現在、歯肉の色素沈着の除去(メラニン沈着、メタルタトゥ)、歯肉の切除や整形、歯周炎の治療(歯石の除去、歯周ポケットの治療、歯周外科治療)、インプラント周囲炎の治療に効果的に用いられています。
本院は、エルビウム・ヤグレーザーの歯科治療への応用に関する基礎研究と臨床応用の発展に長年貢献してきました。
エルビウム・ヤグ(Er:YAG)レーザー/波長2940nm
アーウィンアドベール エボ(株式会社モリタ)
歯石除去
左写真: | 処置前の抜去歯上の歯肉縁下歯石。 |
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右写真: | 注水下でのコンタクトチップを用いた接触照射により、歯石は効果的に除去されます。 |
費 用: | 1歯あたり 前歯7,810円 臼歯8,910円 |
リスク: | 通常の照射条件や手技では、副作用やリスクはありませんが、過剰な出力や照射部へ注水スプレーが不足してしまった場合などの照射条件では、歯根面が損傷するリスクがあります。 |
メラニン除去
上写真: | 術前の歯肉のメラニン沈着症。 |
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下写真: | 局所麻酔下において注水下でのコンタクトチップを用いた接触照射により、黒褐色のメラニン沈着を含む上皮組織は効果的に削除されます。 術後の創傷治癒は早く良好で、通常は1週以内に上皮化し、2週間程度で正常歯肉に回復します。写真は4週後。 |
費 用: | 1歯あたり3,630円 顕微鏡加算6,050円 |
リスク: | 過剰な出力や照射部へ注水スプレーが不足してしまった場合などの照射条件では、治癒の遅延や歯肉の退縮が生じることがあります。また、メラニンの除去が不完全で⼀部の残存が認められる場合には追加治療が必要となることがあります。 なお、顕微鏡を用いることで、より精度の高い治療が可能となります。 |
フラップレスポケット治療
上写真: | 術前の状態。歯肉の腫脹が認められます。 |
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下写真: | 従来の手用スケーラ—による根面の機械的なスケーリング・ルートプレーニングにレーザーを併用します。 注水下でのコンタクトチップを用いた接触照射により、根面およびポケット内部の病的組織は効果的に郭清されます。 術後の創傷治癒は早く良好で、1〜2週間程度で正常歯肉に回復し、炎症による組織の腫脹や増殖は消退し、歯肉の退縮が認められます。写真は9ヶ月後。 |
費 用: | 1歯あたり 前歯13,530円 臼歯14,630円 顕微鏡加算6,050円 |
リスク: | 過剰な出力や照射部へ注水スプレーが不足してしまった場合などの照射条件では、術後の歯肉の形態不良や退縮が認められることがあります。 |
インプラント周囲炎手術
写 真: | 外科治療中の状況。注水下でのコンタクトチップを用いた照射により、汚染インプラント体と骨欠損部の炎症性肉芽組織は効果的に郭清されます。 術後の創傷治癒は早く良好で、1〜2週間程度で正常歯肉に回復します。 |
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費 用: | 基本料金26,400円 1歯あたり22,880円 顕微鏡加算6,050円 |
リスク: | 過剰な出力や照射部へ注水スプレーが不足してしまった場合などの照射条件では、インプラント体表面の熱損傷や治癒の遅延が認められることがあります。 |
歯周外科手術
写 真: | 外科治療中の状況。注水下でのコンタクトチップを用いた接触照射により、歯根面と骨欠損部の炎症性肉芽組織は効果的に郭清されます。 術後の創傷治癒は早く良好で、1〜2週間程度で正常歯肉に回復します。 |
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費 用: | 基本料金26,400円、1歯あたり17,160円 顕微鏡加算6,050円 |
リスク: | 過剰な出力や照射部へ注水スプレーが不足してしまった場合などの照射条件では、歯根面に損傷や治癒の遅延を生じることがあります。 |
歯肉切除
写 真: | 歯肉切除中の状態。注水あるいは無注水下でのコンタクトチップを用いた接触照射により、歯肉は効果的に切除されます。術後の創傷治癒は早く良好で、通常は1週以内に上皮化し、1−2週間程度で正常歯肉に回復します。 |
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費 用: | 1歯あたり9,680円 顕微鏡加算6,050円 |
リスク: | 過剰な出力や照射部へ注水スプレーが不足してしまった場合などの照射条件では、術後の歯肉の形態不良が認められることがあります。 |