お知らせ

市民公開講座 東京科学大学病院と学ぶ「医療の最前線」第2回セミナー参加者募集(参加費無料・事前申込要)7月18日(金)17時スタート(Science Tokyo 設立記念イベント)

2025.6.25

7月18日(金)17:00~第2回セミナーを無料開催
東京科学大学と学ぶ「医療の最前線」
(Science Tokyo 設立記念イベント)

東京科学大学病院支援基金は、先進的医療の開発推進、診療体制の充実、病院施設・環境の整備を通じて、より良い患者サービスの提供を目指しています。そしてこの度、同基金では、最先端の医学・医療研究や最新の診断技術や治療法を、広く社会に理解していただくために、市民公開講座を定期的に2025 年度は6 回、オンラインまたは会場で開催することに致しました。参加費は無料で、どなたでもご参加できます。最先端の医学研究や多くの皆様が気になる疾患に関する診断・治療法について、東京科学大学病院と一緒に学びませんか?

開催日時2025年7月18日(金) 17:00~18:00(16:30 受付開始)
問合せ先pr-hosp.adm@tmd.ac.jp(東京科学大学病院 事務部 病院総務課 総務グループ)
会場鈴木章夫記念講堂(Science Tokyo東京科学大学 湯島キャンパス M&Dタワー2階)
申込方法

●参加費:無料
●各回定員:500 名
●申込締切:2025年7月17日(木)17:00

お申し込みは、右の二次元バーコードもしくは、以下URL よりご確認お願いいたします。
https://forms.office.com/r/NRnnkwZAmQ

講師の蘇原 映誠先生、岩田 隆紀先生にインタビュー

多くの皆様に、東京科学大学病院の特色ある医療についてご理解いただくために、第2回の講師である、東京科学大学病院 腎臓内科 准教授・診療科長 蘇原 映誠先生と、東京科学大学病院 歯周病科 教授・診療科長 岩田 隆紀先生に、お話を伺いました。それぞれの講演テーマや、先生ご自身の健康について、伺っております。

  • 第2回講師
    東京科学大学病院 腎臓内科 准教授・診療科長 蘇原 映誠先生
    テーマ:慢性腎臓病の基礎知識と最新知見

    プロフィール
    東京科学大学病院腎臓内科 准教授・診療科長 蘇原 映誠(そはら・えいせい)先生

    慢性腎臓病のエネルギー代謝異常に注目した病態解明と治療法開発を行うともに、遺伝性腎疾患や腎臓難病の遺伝子研究や治療薬検討を推進。

    【質問1】 腎臓内科とはどんな診療科で、どんな症状や疾患を抱えた患者さんが受診していますか?

    蘇原 映誠 先生 腎臓内科は、腎臓の働きが悪くなる病気(腎炎、ネフローゼ、慢性腎臓病など)や、高血圧、電解質異常などを専門に診る科です。むくみ、だるさ、尿の異常などがあればご相談ください。また、検診でeGFR(推定糸球体濾過量)低下などがあれば、症状がなくてもご相談ください。

    【質問2】 先生が、現在の診療科をご専門にしようと選んだきっかけはどんなことだったのでしょうか?

    蘇原 映誠 先生 慢性腎臓病の患者さんを救いたかったこと。また、腎臓だけでなく内科全体の幅広い知識が必要とされる点がいいと思いました。

    【質問3】 腎臓内科のやりがい、「この診療科を一生の仕事に選んでよかった!」と実感するのはどんな時でしょうか?

    蘇原 映誠 先生 腎炎などの治療がうまくいって完治した時だけでなく、慢性腎臓病の患者さんと力を合わせて透析導入を大きく先延ばしできたり、透析導入によって元気に日常生活を送れるようになった時にも大きなやりがいを感じます。

    【質問4】 どのような背景から、今回の講演テーマをお考えになりましたか?

    蘇原 映誠 先生 多くの患者さんに慢性腎臓病がどのような病気であるかを知っていただき、早期に専門の腎臓内科を受診して検査いただきたいと考えました。また、東京科学大学腎臓内科が明らかにした最新知見も知ってもらいたいと思い、このようなテーマにしました。

    【質問5】 蘇原先生の健康法・ストレス解消法について、教えてください。

    蘇原 映誠 先生 妻と話すこと。泳ぐこと。よく寝てよく食べること。

  • 第2回講師
    東京科学大学病院 歯周病科 教授・診療科長 岩田 隆紀先生
    テーマ:歯磨きから始める全身疾患の予防

    プロフィール
    東京科学大学病院 歯周病科 教授・診療科長 岩田 隆紀(いわた・たかのり)先生

    2002年に東京医科歯科大学大学院歯学研究科博士課程を修了(博士(歯学))。2019年に東京医科歯科大学(現在の東京科学大学)大学院で歯周病学の教授に就任。現在は、歯科医用工学・再生歯学分野で、幹細胞を用いた創傷治癒や歯周組織再生に関する最先端研究を推進。

    【質問1】 歯周病科とはどんな診療科で、どんな症状や疾患を抱えた患者さんが受診していますか?

    岩田 隆紀 先生 歯周病は歯の周りの骨が溶ける病気です。歯ぐきから出血する、歯がぐらぐらするなどの患者さんに対して、①進行を止めること、②破壊された歯の周りの組織を再生させること、を中心に診療をしています。

    【質問2】 先生が、現在の診療科をご専門にしようと選んだきっかけはどんなことだったのでしょうか?

    岩田 隆紀 先生 私が卒業したころは、「歯周病は治らない・よくならない、、」と言われていた時代でしたが、再生療法などが導入されつつありました。歯を長持ちさせるにはその土台が大切ですから、歯周病科を選択しました。

    【質問3】 歯周病科のやりがい、「この診療科を一生の仕事に選んでよかった!」と実感するのはどんな時でしょうか?

    岩田 隆紀 先生 やはり、患者さんが喜んでくれたときです。いろいろな診療所に行ったけど治らなかった患者さんがこちらの病院に来ていただき、とても良くなったと喜んでいただけると私も大変うれしいですし、信頼関係が生まれ、ずっと通院してくださいます。

    【質問4】 どのような背景から、今回の講演テーマをお考えになりましたか?

    岩田 隆紀 先生 口の中の小さな慢性炎症、と考えられてきた歯周病ですが近年の研究から体全体に悪影響を及ぼすことが明らかとなってきました。そちらを解説するとともに、自分自身で出来るセルフケアに関してもお話ししたいと思っております。

    【質問5】 岩田先生の健康法・ストレス解消法について、教えてください。

    岩田 隆紀 先生 運動をしたり、大好きな音楽をヘッドフォンで爆音で聞いたりしてます。

東京科学大学病院支援基金について

本学は、先端的医療の研究開発や診療体制の充実、医療人材の育成などを通じて社会に貢献しています。
いただきましたご芳志は診療体制の充実や人材教育、研究開発に活用し、未来の医療の発展に役立てます。
東京科学大学病院支援基金への皆様のご支援をお願い申し上げます。

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東京科学大学病院支援基金市民公開講座は、人と社会に健康と安心をお届けするために、2026年3月まで定期的に開催します。詳細は下記のPDFをご覧ください。

東京科学大学病院支援基金 市民公開講座【東京科学大学病院と学ぶ「医療の最前線」】チラシ