お知らせ

ミャンマー地震の医療支援活動を学長へ報告

2025.6.10

ミャンマー地震の医療支援活動を学長へ報告
山﨑範子・髙村ゆ希 両看護師が5月15日に面談

2025年5月15日(木)、東京科学大学 湯島キャンパスの学長応接室にて、ミャンマー地震の被災地に派遣された看護師・山﨑範子さんおよび髙村ゆ希さんが、支援活動の報告のため、田中雄二郎学長、内田信一医療担当理事、藤井靖久病院長と面談しました。

面談では、4月に派遣された国際緊急援助隊(JDR)医療チーム一次隊としての活動内容や現地の厳しい医療環境、暑熱や衛生状況、チームの協働体制について率直に語られました。髙村看護師は「現地の食事に含まれる油などに慣れておらず体調管理に苦慮する隊員もいましたが、私は大丈夫でした」と語り、山﨑看護師も「災害支援は、体力と精神力の両方が求められる仕事です。だからこそ準備と覚悟が大切」と振り返りました。

実際の現場では、地震による負傷の悪化や、被災後の生活環境に起因する体調不良によって受診する者も多く見られた、JDR医療チームの外来診療機能が命を守る砦となりました。看護師としての使命感と強い意思が支援活動の原動力となり、「義務感ではなく、自分の意志で行くべき仕事だと思っています」との言葉には強い信念がにじみ出ていました。

また、出発にあたり職場の理解と協力が得られたことにも触れ、「みなさんが背中を押してくれたから安心して現地に向かえた」と感謝を述べました。

面談の最後には、全員で笑顔の記念撮影が行われ、支援に携わった看護師たちの貴重な経験が、今後の災害対応や教育に活かされることが期待されています。

  • 一次隊に参加した山﨑範子看護師(左)と二次隊に参加した髙村ゆ希看護師(右)。ミャンマー・マンダレー市内のテント診療所にて撮影

  • (写真左より)内田信一理事、田中雄二郎学長、山﨑範子看護師、髙山ゆ希看護師、藤井靖久病院長

  • 山﨑範子看護師と髙山ゆ希看護師が、田中雄二郎学長にミャンマーでの医療支援について報告するようす