春の行事食
2025.04.08
満開の桜からたなびく桜吹雪、そして新緑と花びらの輝きが美しい季節を迎えています。
そんな中、2025年4月8日夕食の病院食は桜をテーマにしたお弁当の献立でした。桜ごはん、あさりの清汁、金目鯛の塩焼き、菜の花のお浸しなどをお弁当箱に盛付けて、いつもの病院食とは違って、お花見気分を演出しました。全て当院の厨房で作ったお弁当です。
百人一首にある、桜を詠んだ和歌のメッセージカードを添えて、患者さんにお届けしました。和歌の選定や書をしたためたのは東京科学大学宇山恵子副理事で、書道の先生でもあります。「患者さんに桜の美しさを感じてほしいという想いで、 前中納言匡房 の『 高砂の尾上の桜咲きにけり 外山の霞立たずもあらなむ 』(現代語訳: 遠い高山の山頂に桜が咲いている。あんなに美しいんだから、里山から春の霞がたたないでほしい )という一首を選びました」という宇山先生。
東京科学大学病院・藤井靖久病院長も検食され、「見た目も香りも味もすばらしかったです」とのご感想をいただきました。桜ご飯のレシピは、下記で紹介しております。ぜひご覧ください。
https://www.tmd.ac.jp/medhospital/column/recipe/pdf/012.pdf
4月8日の東京科学大学・知と癒しの庭に咲く桜
臨床栄養部スタッフと藤井靖久病院長
カードを作成した宇山恵子副理事と藤井靖久病院長
春の行楽弁当と一緒に配布したメッセージカード