非常勤講師の千坂香菜先生が車いすフェンシングの日本代表選手として
アジアパラ競技会に出場!
2018.10.03
本学歯学部歯学科卒(学57回生)で歯学部非常勤講師(歯髄生物学)の千坂香菜先生が、10月6日から開催するアジアパラ競技会(インドネシア・ジャカルタ)に車いすフェンシングの日本代表選手として出場します。
これに先立って10月2日には歯学部附属病院ロビーにて、千坂香菜先生の壮行会が開催され、若林則幸歯学部附属病院長、 興地隆史歯学部長をはじめ大学関係者約30人が集まり、千坂先生を激励しました。
千坂先生は4年前に病気で下半身が不自由になり車いすフェンシングを始め、現在は東京2020パラリンピック大会への出場を目標に実績を積み上げています。今年12月に京都で開催の車いすフェンシングワールドカップにも出場します。

千坂先生が愛用しているフェンシング剣のグリップには、入れ歯の型取り用の『オストロン』が使用されています。千坂先生は「フェンシングを始めるときにコーチの話を聞いてひらめいたのが『オストロン』でした。今では試合に欠かせないものです。固まるまでの時間が長く調整が簡単にできるので、自分の手にピッタリ合うフィット感がすごく良いです。歯科医療に携わっていて良かった(笑)」と説明してくれました。
インタビュー
興地隆史 歯学部長のコメント
「千坂先生が車いすの生活になった時には本当に心配いたしましたが、全く別の世界で活躍され、国際的な晴れ舞台に日本を代表して出場する千坂先生の元気な姿を見ることができて、本当にうれしいです。ご自身のペースを大切にして、一つ一つステップをのぼってください」
若林則幸 歯学部附属病院病院長のコメント
「アジアパラリンピック2018へのご出場おめでとうございます。ぜひ2年後の東京2020に向けて無理せず、プレッシャーを感じることなく、楽しんで進んでください。歯学部附属病院の全スタッフが応援しています!」
歯学部非常勤講師(歯髄生物学)千坂香菜先生のコメント
「本日はありがとうございます。お忙しい先生方やスタッフの皆さんがたくさん集まってくださって、感激しています。東京2020パラリンピックへの出場という目標を達成するために、残された2年の間に、いろいろな競技会に出て、実績を積んでいきたいと思います。私の剣のグリップには、『オストロン』という入れ歯を作るときに型を取るための歯科材料を使っています。フェンシングを始めるときにコーチの話を聞いてひらめいたのが『オストロン』でした。今では試合に欠かせないものです。固まるまでの時間が長く調整が簡単にできるので、自分の手にピッタリ合うフィット感がすごく良いです。歯科医療に携わっていて良かった(笑)」