口腔保健学科4年生(上級生・教える側)からの本プログラムへの評価
平成22年度口腔保健学科4年18名、回答17名、回収率94%
体験実習は、3年生にとって教育効果が高いと思いますか
体験実習は、4年生にとって教育効果が高いと思いますか
体験実習に興味が持てましたか
体験実習の内容は将来役に立つと思いますか
体験実習を体験したことにより、ほかの講義や実習に対する興味を深めることができましたか
体験実習をもっとやりたいですか
体験実習は今後とも継続するべきだと思いますか
下級生(3年生)にとって有意義だと思うこと
- 術者としての全体の流れを、見学やアシスタントをすることによって、つかみやすい。
- 先輩の姿を見てモチベーションが上がる
- 患者さんとのコミュニケーションの取り方
- 実際に除去した縁上歯石を見せることができた
- 現症・現病歴・既往歴の違い
下級生(3年生)に教えたかったこと
- 患者さんの入室・診療・退出の流れ
- 補助の付き方
- カウンセリング的医療面接の仕方
- どういう情報から必要な処置を選択するか
- 歯磨き指導のポイント、コツ
体験実習の良かった点
- 自分の姿勢や言葉に普段以上に気を遣うことができた
- 3年生が積極的に質問してくれた点
- 下級生に教えることで、自分自身の知識の再確認ができた
- 3年生にとっては実際に自分たちがすべてやる前に雰囲気を味わうことで、学生専用診療室での実習のイメージを軽くつかむことができたと思う
体験実習の改善すべき点
- 学生専用診療室ですることは患者を診ることだけではないので、患者を診ている4年生だけにつくのでなく、診療室準備やカルテの見方など、ほかの4年生にもバランスよく付いてもらえるといいと思う。
- 患者状況に波があるため、人手が余り過ぎたり、不足したりすること
- 半日の実習なので、1日を通した学生専用診療室の流れを説明しにくい。
- ユニットがアシスト側からのぞき込みにくい位置になっているため、どれほど口腔内が見えていたのか分からないこと
体験実習の感想
- 見学されているという意識をもち、清潔・不潔の区別や姿勢など、自分の中で確認しながら実習を行うことができた
- 後輩に教えるということで、技術以前にできるようになっておくべきこと(たとえば現病歴、既往歴の違い、カルテの見方、業務記録の書き方など)は何か確認できた。
- 先輩がどのように患者さんと接しているのかを見学することで、イメージがしやすく、スムーズに臨床に出ることができると思った