口腔保健学科3年生(下級生・教わる側)からの本プログラムへの評価
平成22年度口腔保健学科3年23名、回答23名、回収率100%
実習目的を達成できたと思いますか
【実習目標】
臨床現場における実習を通して、上級生のアシスタントを行い、臨床上必要な知識や患者さんへの対応を学ぶ。
3年後期から始まる臨床実習に向けて、具体的な目標を持つ。
- 実習だけでは、患者さんのイメージがわかなかったのだが、学生専用診療室に行くことで自分がいかに勉強不足なのかが分かった
- 診療室での実際の流れを知ることで、これからどのような知識を具体的に身につけるべきか、今の相互実習で意識すべき点などがよく分かった。
- 4年生の様子を見て、ここまで出来なければいけないのかと気合が入った
患者さんの全体像は把握できたと思いますか
- 担当の先輩にカルテや実施指導内容などを見せてもらいながら説明していただいたので、とても分かりやすかった。
- カルテを事前に確認したうえで、実際に患者さんの口腔内を見ることができたので、全体像を把握しやすかった
- 患者さんへの上手い情報の引き出し方はやはり難しい
学生専用診療室での口腔ケア実習の流れを実践的に学べたと思いますか
- 実習日が2日間あり、診療室の管理法や担当患者がいない時の動きと、診療内容について別々に指導していただけたので、じっくり実践的に学べた。
- 先輩や先生に説明をしていただいて少し理解できた(カルテ記入や歯科衛生実地指導の記入、保険について)
- イメージと異なっていた部分が多々あり、実践があってよかった
体験実習に興味を持てましたか
体験実習の内容は将来役に立つと思いますか
体験実習を体験したことにより、ほかの講義や実習に対する興味を深めることができましたか
体験実習をもっとやりたいですか
体験実習は今後とも継続するべきだと思いますか
上級生(4年生)から教えてもらって有意義だったこと
- 患者さんへの問診の仕方
- カルテの書き方
- バキュームの当て方
- 個々の歯の形態や患者さんに合わせたブラッシング指導法
自分が上級生(4年生)になってから、下級生(3年生)に教えたいこと
- 患者さんとのコミュニケーションの取り方
- カルテからの情報の読み取りと解釈の仕方
- 患者さんの口腔内を診察する時の正しい姿勢
- 診療中に注意すべき点
- どのような行動をすれば有意義な実習を行うことができるか。
体験実習の良かった点
- 実際の患者さんとの治療を目の当たりにできた点
- 先輩の動作を見て、どこが自分に不足していて勉強しなければならない点なのかが明白になった点。
- バキューム操作や口角鉤など、実際に補助が行えること
- 学生専用診療室での診療室の器材の管理方法を知れた点
体験実習の改善すべき点
- 2年生からでも体験実習があればよいと思う
- 受付業務の内容を全く知る機会がなかったので、2回のうち1回はそういった周囲の業務に関する説明を行ってほしい。
- 片付けの方法も必ず事前に説明してくれるような時間が欲しい。
- 4年生1人につき3年生2人は少し多いような気がした。
体験実習の感想
- 自分に足りていない技術や知識が明白になったので、実習や勉強に対するモチベーションが上がった。
- バラエティーに富んだ歯磨き指導やスケーリング技術を目の当たりにすることができたので、とても貴重な実習だったと思う。
- 体験実習で学ぶことにより、こんなにも学生が主体で動いていることを知り、管理についても診療についても責任を持って行動しなくてはいけないと感じました。