歯学科4年生(下級生・教わる側)からの本プログラムへの評価

平成22年度歯学科4年66名回答

学習目標「包括臨床実習現場を体験することにより、将来の歯科医師としての自覚を高め、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できたと思いますか?

学習目標「包括臨床実習現場を体験することにより、将来の歯科医師としての自覚を高め、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できたと思いますか?

  • 学生の意見
  • 授業では学ぶことができない実際の臨床の現場を体験することができたから。
  • 半年後には自分も患者さんと対面し、治療していくことを考えると、不安になるとともに、日々の講義や実習を頑張ろうという気持ちを持つことができた。
  • 実習でマネキンを相手にしているだけではわからないことが、実際に患者さんを目の前にしたときにわかることが多いから。
  • 臨床実習で、6年生の先輩のアシストをすることによりある程度は身に付いたかなと思った。

学習目標「歯科における治療計画立案の重要性を理解し、症例分析能力・治療計画立案能力を修得する。」は達成できたと思いますか?

学習目標「歯科における治療計画立案の重要性を理解し、症例分析能力・治療計画立案能力を修得する。」は達成できたと思いますか?

  • 学生の意見
  • 先輩が治療する際に書いているレポートを見せていただいて、重要性を感じました。
  • 症例発表を通して理解することができた。
  • 1つの症例について詳しく考えるのは、臨床にでる第一歩であると感じた。 ただ、どうしても学習していない分野については自分で勉強してもイメージがわきにくかったので、4年のうちに歯科的な臨床科目はすべて終わらせるべきであると思う。
  • 6年生の実習を1回1〜2時間見学しただけではよくわからない。ひとりの患者さんに何回かつくことができれば、より達成できたと思います。

学習目標「包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行い、将来の歯科医師としての自覚を高め、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できましたか?

学習目標「包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行い、将来の歯科医師としての自覚を高め、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できましたか?

  • 学生の意見
  • 4年生という時期に患者さんに対して医療面接を行う機会が得られたことは、とても貴重であったと思う。
  • 医療面接を具体的にどのようにすればいいかわからないまま、医療面接を行ってしまったので、あまりためにはならなかった。できれば5年生やや6年生の先輩が実際に行っている医療面接を見学したかった。
  • 患者さんのタイプによって対応が変わるのは当然だが、それによって聞かなければいけないことを忘れたりすることがあった。1回の練習では身につけられないので、来年度頑張りたいと思った。
  • 医療面接の後に、先生からフィードバックしてもらったときに、医療面接をしながら治療に必要な情報を聞き取ることを学んだので。

6年生から教えてもらって有意義だったこと

  • 模型実習での成果は確実に臨床でも出るということ
  • PDの設計図について教えていただき、模型実習とのかかわりを理解できた。
  • 問診をする際に、確認する項目をあらかじめ記入しておくこと。
  • ポケット診査の際の記入方法。カルテの記入の仕方。
  • 実習に進む前にしっかり勉強しておくことが、実習に進んでから自分の助けになる逆に勉強もせずに適当な気持ちで挑めば、患者さんを苦しめることになる。

自分が6年生になってから、4年生に教えたいこと

  • 患者さんへの配慮の仕方、治療における心構えなど
  • どのようにして患者さんと信頼関係を気付いていくか。清潔域、不潔域に配慮した補助の方法。
  • これまでに履修した項目と治療とをどのように関連づけて治療を実施しているか。
  • 6年生の臨床実習までにどういった知識や技術を習得しておいた方がよいのか
  • 積極的に手伝ってもらい、見ているだけではわからないことを知ってもらいたいです。

D6体験実習の良かった点

  • 臨床の場に出ること、そしてその場で先輩が患者さんを診療しているのを見学することで、緊張感や勉強へのモチベーションが高まった。
  • 6年生の先輩が、4年生はまだ分からないことも多いことを考慮したうえで、よく説明してくれたこと。なるべく介助をさせてくれるようにしてくれたこと。5年生の先輩を見て1年後の到達しているべき姿、6年生の先輩を見て2年後の到達しているべき姿を知ることができたこと。
  • 患者さんへの接し方や、治療姿勢など、実習のときには意識しようとしても忘れてしまいがちな部分を意識できた。先輩にうかがうほうが専門的なことをかみ砕いて教えていただけたと思う。
  • 現在勉強している内容が、実際臨床にはとっても重要なことが分かった点。
  • 年が近いので、どのようなことが大変か、やっておくべきことなどたくさん教えていただけた。

D6体験実習の改善点

  • 4年生に対して6年生が極端に少ないときがある。
  • もっとアシストにつきたい
  • 事前に見学する内容がわかっていれば、予習することができたと思う。
  • PDやぺリオの症例が多く、他が少ないため、なかなかいろいろなものが見ることができない。
  • 病院実習で衛生管理に関する指導をもっとしてもらえたらよいと思った。

D6体験実習の感想

  • 実習を通して、いろいろな患者さんや先輩と接することができた点がすごく楽しかった。約1年後に自分が新6年生として患者さんと接していくにあたり、まだまだ勉強が足りないことを自覚するきっかけにもなり、今後の学生生活をより充実させていこうと思った。
  • 緊迫感が伝わってきた。ここは見習おう、ということも多かったし、ここは自分だったらこう直そう、と思うことも多かった。とにかく、勉強することが大事だと実感したし、普段の模型実習でも、実際の患者さんだと思って行うことが大切であると感じた。
  • 講義で教わった内容をタイムリーに臨床の場で見学できるというのは、意識を高める上でも、勉強になるという意味でも大変有意義であったと思います。症例発表も、その分野について深く勉強するよい布石となったと思います。
  • 臨床の場を見学するのは緊張しますが、いい勉強になったと思います。その緊張感になれることはもちろん、自分が医療者として対峙するときにどのような点に留意したらいいか考える時間があるほうが心構えが違うと思います。
  • 学生によって、診療に臨む態度や、知識の量が歴然とあらわれていると感じた。今、自分が何をすべきかに気づくことができた、大変有意義な時間であった。