歯学科4年生(下級生・教わる側)からの本プログラムへの評価

平成20年度歯学科4年63名、回答58名、回収率92%

学習目標「包括臨床実習現場を体験することにより、将来の歯科医師としての自覚を高め、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できたと思いますか?

学習目標「包括臨床実習現場を体験することにより、将来の歯科医師としての自覚を高め、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できたと思いますか?

  • 学生の意見
  • 一年後に自分達がどのような実習を行うのかを実際に見学することによって、実感と自覚を得られた。
  • 先輩の実習を直接見ることで、座学では学べないことを多く学んだ。
  • 3年での見学時に比べ、治療についての基本的な知識を持っていたので治療内容を理解しやすかった。
  • 診療現場での身なり・態度を気にするようになった。

学習目標「歯科における治療計画立案の重要性を理解し、症例分析能力・治療計画立案能力を修得する。」は達成できたと思いますか?

学習目標「歯科における治療計画立案の重要性を理解し、症例分析能力・治療計画立案能力を修得する。」は達成できたと思いますか?

  • 学生の意見
  • 症例発表を通して、先輩の行った治療に対して疑問点を持ち、解決することで適切な治療計画についての大きな流れをつかむことができたように思う。
  • 予期せぬ事態により治療計画が変更になる大変さを感じた。
  • 治療計画立案の発表・討論によって、症例分析や治療計画立案の重要性を知るのみならず、同級生たちの考え方を知ることもできたので有意義だったと思う。
  • 6年生の先輩に質問した際の解答が素晴らしく、自分も勉強しなければと思いました。

学習目標「包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行い、将来の歯科医師としての自覚を高め、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できましたか?

学習目標「包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行い、将来の歯科医師としての自覚を高め、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できましたか?

  • 学生の意見
  • 実際の患者さんと接する機会は少ないので貴重な体験だった。医療面接の方法について机上で学ぶことはあっても、臨床の場で行うとなると意外に難しいものだとわかった。
  • 医療面接を通して、先輩たちが何気なくやっている医療面接が自分はこんなにもぎこちなくしかできないのか、ということを思い知った。患者さんへの受け答えも自分の予想どおりにはいかなかったり、話がそれてしまったりして、コミュニケーションの難しさとその能力を高めなければいけないということを感じた。
  • はじめて生身の患者さんに直接医療面接をして、その患者さんを診るにあたって医療面接で得た内容がどんなに重要かを再認識し、どういった態度で臨むべきなのかを肌で感じられた。
  • 聞きたいことを頭で整理しながら質問するのが難しいということが分かった。

6年生から教えてもらって有意義だったこと

  • その日治療する患者さんのこれまでの経過とその日行う治療内容。
  • 今自分達がやっている実習が実際臨床に出たときのどこに役立ってくるのか。
  • 患者さんとのコミュニケーションの難しさと信頼関係の大切さ。
  • 衛生面への配慮。

自分が6年生になってから、4年生に教えたいこと

  • 授業での知識と自分で調べた知識はとても大切だということ。
  • 器具の名前、保管場所、片付ける場所、治療前の器具準備。
  • 検査結果の書き方と意味。
  • 身だしなみ、見た目の印象の大切さ。

D6体験実習の良かった点

  • 現場での衛生管理の重要性を改めて実感できた。
  • 今行っている実習と実際の臨床との違いが分かり、各実習に対するモチベーションが上がった。
  • D6実習の実際を見学することによって、1年後に自分達が行う実習の具体的な内容を知ることができた。
  • 6年生の先輩たちと知り合いになり、色々な情報をもらうことができた。

D6体験実習の改善点

  • どこまでアシストしていいものか明確にしてほしい。
  • 6年生の人数に対して4年生が多すぎる時があった。
  • バキュームの練習やトレーなどの準備の練習もした方がいい。

D6体験実習の感想

  • とても有意義な実習だった。特に病院で6年生の診療を見学するのがとてもよかった。初めは2つ上の先輩たちがすでに歯医者のように診療するのを見て、驚いたし来年このようになれる自信がなかったが、ひとつ上の先輩を見て1年間で大きく成長して歯医者へとなっていくことを感じた。
  • 6年生での実習が始まるまでに、今準備できることをきちんとやっておきたいと思ったし、緊張感のなかで診療する先輩をみて頑張らなければという思いが強まった。
  • 自分の経験と知識の少なさと痛感し、来年度へのモチベーションを高めることができてよかった。
  • 4年生、6年生のどちらにとっても、知識の確認ができるという意味で非常に体験実習は意味のあることだと思う。