歯学科4年生(下級生・教わる側)からの本プログラムへの評価

平成19年度歯学科4年62名、回答62名、回収率100%

学習目標「包括臨床実習現場を体験することにより、将来の歯科医師としての自覚を高め、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できたと思いますか?

学習目標「包括臨床実習現場を体験することにより、将来の歯科医師としての自覚を高め、歯科臨床に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できたと思いますか?

  • 学生の意見
  • 先輩の患者さんへの態度や治療の進め方を何度も見学することができたことは、勉強になったし、自分の将来像を具体的に見る機会となったから。
  • 臨床の現場を体験し、自覚を高めさまざまな知識を身につけることはできましたが、まだまだ歯科臨床に必要な知識で身についていないものはたくさんあると思う。
  • 6年生の先輩方の緊張感が伝わってきて、患者さんに対する責任感を感じました。
  • 身なりや言葉遣いに注意を払えるようになった気がする。

学習目標「歯科における治療計画立案の重要性を理解し、症例分析能力・治療計画立案能力を修得する。」は達成できたと思いますか?

学習目標「歯科における治療計画立案の重要性を理解し、症例分析能力・治療計画立案能力を修得する。」は達成できたと思いますか?

  • 学生の意見
  • 討論・発表を通じて一般論ではなく、一患者さんの口腔内の問題点、治療プランについてよく学ぶことができたと思う。
  • 症例を正確に把握し、調査し、発表する機会があったことにより、今後の自身の臨床に対する姿勢が養われたと思う。
  • 主訴やあらゆる診査を有効に用いて診断することの重要さを知ることができた。治療計画・立案にはまだまだ知識と経験が足りないところがある。
  • 先輩や先生に聞きながらではあるが、自分で症例分析・治療計画を立てることで、その重要性を知ることができた。

学習目標「包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行い、将来の歯科医師としての自覚を高め、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できましたか?

学習目標「包括臨床実習現場において、実際の患者さんに医療面接を行い、将来の歯科医師としての自覚を高め、医療面接に必要な基本的態度と知識を身につける。」は達成できましたか?

  • 学生の意見
  • 2回の医療面接を通して、患者さんから聞きださなければならない事項やその手技が自分なりにわかった。2回目の医療面接は納得の行くものとなった。
  • 実際に患者さんと接したときに、患者さんが何を言おうとしているのか、詳しく聞くための話法、配慮など考えさせられる場面が多々あった。
  • 実際に患者さんとお話できる機会は少ないので、とても貴重な体験だと思いました。また、患者さんの声を直に聞くことができたのでよかったです。
  • 医療面接を行う前にある程度の知識がないと質問が続けられないことを実感した。浅い質問しかできず、患者さんから多くのことを聞き出せなかった。これからの課題がみつかり、よかったと思う。

6年生から教えてもらって有意義だったこと

  • 主訴から検査・診断・治療へと結びつける方法。
  • 治療に際してのインフォームドコンセント。
  • これまでに治療の際に困ったこと。
  • ユニット周辺の清掃方法。
  • 6年生の生活と実習の大まかな流れ。

自分が6年生になってから、4年生に教えたいこと

  • 治療前に入念な準備をすること。
  • 症状の治療だけではなく患者さんとのよいコミュニケーションを保つこと。
  • 症例の経過、治療法と4年生の授業内容との関連。
  • 模型実習でどこに注意すれば臨床に有意義か。

D6体験実習の良かった点

  • アルジネート印象の準備など、薬品や器具の準備も手伝わせてもらえた点。
  • まだ勉強していない分野も、現場からのアプローチで知ることができた。
  • 6年生の先輩が「先生」として患者さんからいろいろ質問を受けているところなどを見た点。それに対して自分はわからないけれど、先輩がしっかりと受け答えしていたところなどを見た点。
  • 6年生の先輩と知り合うことができて、縦の繋がりができて嬉しかった。

D6体験実習の改善点

  • 6年生が行っているカルテの書き方やデンタル撮影の手続きを知りたかった。
  • 技工についてや、レントゲン室も見学できると良かったと思います。
  • 補綴治療ばかりで、保存の治療などバリエーションにとんだ治療を補助することができない。

D6体験実習の感想

  • 6年生の患者さんへの対応や知識の豊富さをみていて、自分も一年後までに患者にあらゆる面で誠実に対応することができるように勉強しなければならないとおもった。
  • 様々なケースを見られて、勉強になった。
  • 教科書通りではない実際の臨床の難しさを知った。
  • この体験実習で見てから授業で学ぶと入りやすかったです。