大学院医歯学総合研究科
東京医科歯科大学
専攻の趣旨・修了要件
専攻の趣旨・修了要件 授業科目・講義内容 指導教員と研究内容

専攻の趣旨
   東京医科歯科大学は20世紀最後の年に,従来の医学と歯学の教育・研究と診療を融合させた医歯学総合研究科博士課程を立ち上げて重点化大学院大学として生まれ変わりました。@脳死・臓器移植・体外受精・遺伝子治療等の生命倫理に関わる問題,A先端医療・歯科医療の進歩と生命の尊厳・人々の生活との調和,B社会の国際化と少子超高齢者社会の到来による疾病構造の変化,及び,C患者さんのQOL(生活の質)を重視した医療・歯科医療等の問題など,医学・医療と歯学・歯科医療を取り巻く環境の変貌は,人々の想像を超えています。我々医療人は,生命科学・メディカルエレクトロニクス・人工臓器などの分野での研究成果を,人々の健康に還元する努力を続けてきましたが,新たな世紀では,医学と歯学の緊密な連携,基礎と臨床の融合及び学際領域の相互連携を図る新たな健康科学分野として医歯学領域を創出する必要があると考えたものです。
   この新たな医歯学領域での教育・診療を支える研究を発展させるには,医師あるいは歯科医師を育成することを主目的とする医学部・歯学部出身の教育・研究者のみでは不可能であることは明白です。ますます複雑化する教育・研究に立ち向かうためには,理学・工学・薬学・農学などの多様な専門領域の成果を積極的に取り入れなければなりません。
   そのためには,単に他領域の知識や成果の移入にとどまることなく,専門的な学識と技能を備えた人材との共同体制を早急に整備することが求められます。そこで,大学学部での専攻を問わず,多様な専門の背景をもつ学生の皆さんを対象に,多くの人材を学際的分野として拡大しつつある医学・歯学へと導く教育・研究システムを確立することを目的として医歯学総合研究科医歯科学専攻(修士課程)を設置します。医学科,歯学科,獣医学科以外の学部学科を卒業した学生の皆さんを受け入れ,医学,歯学に関する幅広い知識を体系的,集中的に教育することにより,高度に専門化した医学,歯学分野の教育・研究者を育成しようとするものです。
   なお,この修士課程は,医歯学領域の教育・研究者等の育成を目的とするところから,引き続き,医歯学総合研究科博士課程に進学することを想定した教育及び研究指導を行います。

 

修了要件
   本専攻に2年以上在学し、授業科目30単位以上を修得し、修士論文審査に合格すること。

 



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