spam 対策の導入について

 

情報処理センターでは spam メールの減少を図るため、以下の二つの対策を行いました。

1.        一部のメールサーバ(動的IPアドレスと推測されるサーバ)に対しての一時拒否サービス

2.        到着したメールの振り分けを容易にするためのSpamAssassin の導入

 

一時拒否サービスとは、当大学宛てに送られるメールに対してDNSの正引き、逆引き情報が一致しないサーバに対して一時的に保留応答を返し、一定時間経過後に再送されたもののみ受け取るサービスです。

参考

http://gabacho.reto.jp/anti-spam/

http://moin.qmail.jp/_c8_f3_c4_cc_c3_ce_c3_d9_b1_e4_ba_c6_c1_f7_cd_d7_b5_e1_ca_fd_bc_b0

 

SpamAssassin(スパムアサシン)とは、テキスト解析技術と複数のインターネットリアルタイムブラックリストを組み合わせてspam(迷惑メール)を判断してヘッダーに文字列を追加するメールフィルタです。

公式サイト

http://www.mirror.ac.uk/sites/spamassassin.taint.org/spamassassin.org/index.html

日本語解説ページ

http://www.itmedia.co.jp/help/tips/linux/l0679.html

http://ssss.jp/~trombik/email/spamassassin.html

 

導入の経緯

総務省からも迷惑メールに対する対応のあり方が中間報告され、当大学においても以前から「トレンドマイクロ社製Spamフィルター」を導入しておりましたが、spam メールの量が非常に増加しているため、より実効的なspam 対策として導入しました。

 

総務省からの中間報告

http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/041224_2.html

 

一時拒否サービス導入における問題点

一部の大量送信型メールサーバ(メールサーバを複数持ちかつDNS情報が正確に設定されていない)において、著しくメールの到着が遅延する可能性があります。

不具合が発生している場合には、情報処理センターへ連絡をお願いします。

 

SpamAssassin の注意点

 

SpamAssassin spam かそうでないかの判定結果をメールに特殊なヘッダとして挿入します。挿入するヘッダは以下です。

X-Spam-Flag: YES

ただし100%の信頼性を持つものではないため、いくつかの「正しい」メールがspam と判定される可能性もあります。ユーザの皆様におかれましては、あくまでもspam振り分けの「手助け」としてお考え下さい。メーラ側で誤って削除してしまった場合、情報処理センターで復旧することはできません。送信者の方に再送するようご依頼下さい。

 

参考:spam と判定されやすいメール

以下のようなメールがspam として判定されやすくなっております。

このようなメールを受け取る可能性のあるユーザは特にご注意下さい。

     色つきの文字や飾り文字、写真、画像などの入ったメール(HTMLメール)

     料金の表示などが入っているメール<BR> 

     ID など不規則な文字列が入っているメール<BR>

     添付ファイルの付いたメール

 

SpamAssassin の利用方法

 

メールソフトの設定

ヘッダ[ X-Spam-Flag ] に対して [YES] があるとき、別途作成したspamフォルダに移動するルールを追加します。

Becky」「Eudora」等は簡単に振り分け設定が出来ます。

 

Microsoft社Outlook

 

受信トレイを開き、ツールバーの整理を押し、自動仕分けウイザードを選択し

新規作成を選択

 

『受信メール用に独自のルールを作成する』を選択し次へ進む

 

 

『受信メール用に独自のルールを選択する』をハイライトさせると、

ボックス下部の仕分けルールの説明の中が選択できるようになるので

条件の中から『メッセージヘッダーに特定の文字が含まれる場合』を選択

 

 

メッセージヘッダーに含まれる文字に

X-Spam-Flag: YES

を入力

 

仕分けルールに入力した内容が反映されたことを確認して、次へ進む

 

仕分け先のフォルダーを選択してOKを押す

 

仕分けされたくない条件がある場合には、必要な項目を選択

無ければ、次へ

 

このルールに適当な名前をつけて下さい

 

以上で設定は終わりです

 

AL-MAILの場合

メニューの[ツール]から、[オプション][振り分け]を選択

ヘッダ[ X-Spam-Flag ] に対して [YES] があるとき、事前に作成したspamフォルダに移動するルールを追加します。

 

 

 

Outlook Express及びWebmailはヘッダーの振り分けに対応して無いので設定は出来ません。

 

 

 

MacintoshMail Applicationの場合

ツールバーのMailを押し、環境設定を選択

迷惑メールを選択

・迷惑メールフィルタを有効にする

・インターネットサービスプロバイダが設定した迷惑メールヘッダを信頼する

にチェックを入れて、終了