2005年1月18日(9:00〜17:40)湯島キャンパスにおいて、1年生、保健衛生学科3年次編入生を対象とする「合同セミナー」が開催されました。すべての学科の学生がともに学ぶ教養部の特性を活かし、参加者全員が学科を横断して共通のテーマに取り組みました。このセミナーを通して、学科の枠を越えた幅広い視点と相互の理解を育むこと、そして将来のチーム医療に必要な基礎づくりに貢献することをめざしています。
学生は星野和正著『医療の倫理』(岩波新書)を事前に読み、当日はビデオ “Dax's Case” を見ました。その後、学科混成グループに分かれ、全体討論会まで3時間をかけて、「自己決定権」と「他者理解」をめぐる二つの問いについて論じ、パソコンを用いて発表資料をまとめました。
すべてのグループによる発表が、3つの会場に分かれて行なわれました。各グループがそれぞれの見解をひととおり説明したあとで、質疑応答、全体討論を通して論じあいました。
当日実施した学生アンケートの結果はこちらグループ・ディスカッション、発表および全体討論には、医学科、保健衛生学科、歯学科、口腔保健学科の各学科および留学生センター、教養部の教員が立ち会いました。学生の主体的な討論や発表準備を促すために、教員はディスカッションの交通整理およびプレゼンテーション会場における司会に徹するよう努めました。今回の「合同セミナー」は、教養部の第三回FDとしても行なわれており、FDの一環として、閉会式後には教員による意見交換会も催されました。学科を横断した教員26名が参加し、活発に意見を交換しました。
意見交換会終了後、7時から9時まで教養部の教員有志と職員による食事会が行なわれました。
なお、合同セミナーは平成17年度にも実施される予定です。
グループごとに議論 | 資料作成 | 発表 |
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質疑応答 | 教員による意見交換会 | |
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